暖房器具に薪ストーブという選択

2023/01/22 | 家づくりのこと TOPICS

こんにちは、いなほ工務店です。
今年は暖冬だと言われていましたが、やはり寒い日が続いていますね。
値上げだ増税だ金利上昇だといった嫌なニュースが日々流れていますが、寒い日に絶対に欠かせないのはやはり暖房器具ではないでしょうか。
現在の住宅では、ほぼすべての家に設置されているであろうエアコン。
エアコンはリモコン一つで、夏は涼しく冬は暖かい空間を作ってくれる非常にありがたい存在です。
空調設備としてはとても優秀で便利なエアコンですが・・・弊社のモデルハウスで見学されている方の反応がとてもいいものの一つに、薪ストーブがあります。 かく言う、コラムの筆者も薪ストーブを見るとなんだか嬉しくなってしまう一人です。

薪ストーブは、お手入れだったり、薪の調達だったり。エアコンに比べると不便な部分が多いですが、多くの方が興味を持たれている印象です。
今回は、そんな薪ストーブについてお伝えいたします。

そもそも薪ストーブって?

まず、薪ストーブの説明をさせていただく前に、「暖炉」についてお伝えさせていただきます。

レンガや石材などの不燃材料を使用し、建物と一体に作られた炉のことを暖炉と言います。
扉付きのものもありますが、基本的には部屋で焚火をするような感覚のもの、サンタクロースが入ってくる煙突の形のものがイメージしやすいのではないでしょうか?

薪ストーブが誕生したのは12世紀のヨーロッパ。
2階建ての家が多く建つようになったことで、天井が低くなり火災の危険性が大きくなったことから、不燃性の高いレンガや石で炉を作り、煙は壁の中を通る煙突を抜けて外へ排出されるように考えられました。

それまでは、家の中で火を起こしていたと考えるとかなり怖いですよね。

話が少しそれましたが、以上の点から、実は薪ストーブも暖炉の一種で、暖炉をより使いやすく改良したものが薪ストーブになります。
薪ストーブは燃焼効率を上げながら排気をきれいにするために考え出されました。
建物から切り離して設置するので、壁に作られた暖炉よりもメンテナンスや交換も簡単だという特徴があります。

薪ストーブの魅力

暖房器具としての手軽さを考えたとき、エアコンやガスストーブには全く及ばない薪ストーブですが、薪ストーブは他の暖房器具にはない魅力があります。
それは、薪ストーブには暖房器具以外の顔があるという点です。

もちろん、断熱性能の優れた家で薪ストーブを数時間使用すれば、家全体が一日中温かいという優れた暖房力もありますが、他の暖房器具が部屋を暖めるだけなのに対し(冷やす機能もあるエアコンを除く)、薪ストーブには暖房以外にも使用方法があるのです。
その他にも、現代社会の生活には欠かせないインフラに頼らない熱源だという点もありますし、昨今の電気代の値上がりを考えると、薪ストーブを暖房器具として採用するというのも一つの方法だとも思いますね。
これら、薪ストーブの魅力について詳しくは次のメリットで一つずつご紹介しますね。

薪ストーブを採用するメリット

薪ストーブのメリットですが、実は薪ストーブに限らず「火を見る」こと自体に、大きなリラックス効果があることはご存じでしょうか?
「1/fゆらぎ(えふぶんのいちゆらぎ)」と呼ばれる効果で、波のせせらぎや小鳥のさえずり、緩やかな風の音に代表される規則性と意外性が混ざり合っているリズムを指します。
人間の心拍と同じリズムを刻んでいるのが大きな特徴です。
炎の揺らぎもその一つで、揺らぎを見ることでリラックスでき心地よくなると言われています。
そんな温かさ以外の心地良さをもつ薪ストーブにはほかにもいくつものメリットがあります。

メリット1:優れたインテリア性

薪ストーブの大きなメリットの一つが、見た目のおしゃれさではないでしょうか。
薪ストーブ自体がおしゃれなので、火の有無にかかわらず様になります。
薪ストーブの設置場所は多くの場合リビングでしょうから、そのお家のインテリアの中心的存在、お家のあたたかな雰囲気を構成してくれる存在になります。

メリット2:もしもの時のために

2022年年末、日本海側を襲った大雪により多くのご家庭に被害が及びました。
とりわけ影響が大きかったのが、長く続いた停電ではないでしょうか。氷点下の中電気が無い状態で過ごさなくてはいけない日々。
電気が無くては稼働できない暖房器具は一切使用できません。
その点、薪を燃やす薪ストーブなら、いつも通り薪を燃やすだけです。
部屋を暖めるだけではなく、その熱を利用して料理をすることも、水があればお湯を沸かすことも可能です。
もしもの時に、薪ストーブがあれば凍える心配はなくなりそうですよね。

メリット3:選べる

薪ストーブにはいくつかの種類があり、暮らしにあったものを選べます。
多くの方に人気なのが料理がしやすいもので、薪ストーブの上に鍋をおけるだけなく、オーブン機能が付いたものまであるのが面白い点です。
折角の直火ですから、暮らしにあった、家族で思いっきり楽しめる薪ストーブを選ぶのがいいですね。

薪ストーブを採用するデメリット

もちろん、メリットがあればデメリットもあります。
取り付けてからこんなはずではなかった・・・とならないためにも、薪ストーブを取り入れてみたいなという方は、事前にしっかりとデメリットも考えてくださいね。

デメリット1:メンテナンス

薪ストーブでは実際に木材を燃やすため、燃やした際に出たすすは薪ストーブ内や煙突内に溜まっていきます。
溜まってしまうと燃焼効率が悪くなるどころか、ひどい場合火災の原因になることもあると言われています。
そのため、年に1回程度は定期的な煙突内の掃除が必要となります。
煙突掃除は家庭でも可能ですが、面倒だったりあまりうまくできない場合はプロの清掃業者に依頼する必要があります。

デメリット2:薪が必要

薪ストーブは、エアコンのようにリモコンの操作だけで部屋を暖めてくれることはありません。
部屋を暖めるには必ず薪が必要なため、薪の調達や保管しておく場所の準備が必要です。

デメリット3:コストがかかる

薪ストーブを設置するには、薪ストーブ本体と煙突を購入するだけではなく、設置費用も必要です。
エアコンでも購入費と設置費用が必要だと思われるかもしれませんが、薪ストーブの場合は設置する周りも不燃材料で施工する必要があるためコスト面での注意が必要です。
ですが、メリットでもお伝えした通り、薪ストーブは暖房器具以外の楽しみ方やインテリア性があるので、コストバランスを見つつ判断するのが良いですね。

薪ストーブを設置したいならどの段階で考えるべきか?

薪ストーブは、暖炉と比べてメンテナンスや交換も簡単だと先にお伝えしましたが、設置に最適なタイミングはやはり新築時です。

薪ストーブ設置には、二つの法律「建築基準法」と「消防法の火災予防条例」がかかわってきます。
両方とも、薪ストーブはかまどやコンロに該当し、家庭用ガスコンロと同じ扱いになっています。
全国で統一されているのは建築基準法で、薪ストーブを設置したい部屋の内装制限や煙突の取り付け・換気口の設置などが義務付けられています。
消防法の火災予防条例では、薪ストーブ本体の材料や、設置する場所・設置周りの仕上げなど、建築基準法よりさらに細かく定められていますが、地方によって違いがあります。

法律だけでもややこしそうですが、その他にも設置スペースや、煙突の通し方など、暮らし方を取り入れた設計の実現にも大きくかかわってくるのが薪ストーブなんです。

さらに、せっかく薪ストーブを取り付けるのですから、暖房効率の良いプランニングも必要になってきます。

このように、新築を考え出したタイミングから決めておく方が、薪ストーブをより暮らしにあわせて取り入れることが可能になります。
薪ストーブ気になるな・・・という方は、ぜひ早めにお伝えくださいね。

薪ストーブの施工事例

1:モデルハウス

薪ストーブの横に薪の収納エリアも造作した施工事例です。

2:薪ストーブのあるこだわりの住まい

暖炉の中の火を存分に楽しめることができるタイプの薪ストーブを選択されたこちらのお家。
吹き抜けを煙突が通る印象的なプランです。
リビングから外のウッドデッキはフラットにつながっており、自然豊かな外への広がりも感じられるつくりになっています。
こだわりの1点を見つけられるまで、何度もショールームに足を運ばれていました。

3:パインフローリングと薪ストーブの家

西宮市の山の上に建てられたこちらのお家は、景色に恵まれた立地で眺めを存分に楽しめるよう2階リビングを採用されました。
リビングの一角にゆとりを持ったスペースを作り、薪ストーブを設置しています。

4:2016年ウッドデザイン賞受賞の家

先の事例とは趣が違う薪ストーブは、蓄熱式です。
鋼板製の薪ストーブとは少し違い、薪を焚くことで発せられた熱が本体である、キャスタブル(不定形耐火物)に蓄えられるタイプです。
ゆっくりと柔らかい暖かさを長時間放出するのが特徴です。

まとめ

長い歴史がある暖炉の中、発展を続けてきた薪ストーブ。
メーカーやサイズ、排気の関係など様々な観点からお伝え出来ることはまだまだありますが、皆さんが薪ストーブに目を止められるのはそのあたたかな雰囲気ではないかと思っています。
家族で楽しく暖かく暮らしたいイメージに浮かびやすい薪ストーブですが、他の暖房器具とは違ってやはりお手軽ではありません。
設置したいなと思われた際には、ぜひ薪ストーブが設置されているモデルハウスを見学したてください。
薪ストーブのある空間はいったいどんなものなのか。
言葉や写真では伝えきれない存在感だからこそ、目で見て体で感じてくださいね。

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