「システムキッチン」と「造作キッチン」どっちが正解?

2021/07/28 | 家づくりのこと お家のこと TOPICS

いなほ工務店では、お客様の「好き」を形にする注文住宅を建てているので、お客様は多くの「好き」を伝えてくださいます。
その「好き」を形にする流れにおいて、頻出するお悩みの1つがキッチンをどうするかという事です。
ハウスメーカーなら、カタログやショールームに行って選ぶパターンがほとんどだと思います。
しかも弊社のような工務店では、まず「システムキッチン」にするか、「造作キッチン」にするかというところからお決めいただくことができます。

今回は、この「システムキッチン」と「造作キッチン」についてそれぞれのメリットデメリットと、お施主さんがたどり着いた「好き」を形にしたキッチンを施工事例を基にお伝えいたします。

システムキッチンのメリットデメリット

システムキッチンの最大のメリットは、多くの人が使いやすいと思う仕様や性能で完成されている点です。
例えば、「汚れにくい」「拭きやすい」といった「掃除のしやすさ」は、システムキッチンの宣伝文句にもなっていますし、魅力として度々挙げられます。

次に、ショールームに行けばキッチン丸ごと体験できるのも、オーダーではないシステムキッチンならではのメリットです。
大手メーカーなら最新技術が詰め込まれた便利な設備やパーツも気軽に体験可能です。
弊社には、弊社がこだわり続けている無垢材の本当の良さを知っていただくために無垢材をふんだんに使用したモデルハウスがありますが、それと同じく、ショールームで実際に様々なキッチンをいくつも体験することで、想像では理解できていなかった、予想以上の便利さに気づける場合が多々あります。

その他にも、システムキッチンは、価格幅が広いというメリットがあります。
必要最低限の仕様のものから、フル装備の高級仕様のものまで。設備だけでも選べるグレードが幅広く、見た目も様々なのが特徴です。
全て出来上がったものを組み立てるだけなので、工期も短く済み、費用をできる限り抑えたい場合は、システムキッチン一択になるかと思います。

※システムキッチンの中にもランクがあり、一部のハイクラスのシリーズになるとコストも納期も造作レベルになるものもあります。

システムキッチンのメリットまとめ

・ショールームで体験可能
・組み合わせを選ぶだけでキッチンが完成する
・工場生産だから品質が安定している
・値段の幅が広く、予算に合わせやすい
・納期が早い
・施工も早い

システムキッチンのデメリット

多くの人に受け入れられるキッチンですから、あまりデメリットは見当たらない気がしますが、この「多くの人に受け入れられる」というのがシステムキッチンのデメリットでもあります。
「多くの人に受け入れられる」という事は、イコール、平均という事です。
自分にピッタリ合ったオーダーメイドのスーツと、既製品のスーツ。
どちらが、自分にピッタリかと言えば、前者ではないでしょうか。

このように、無難だけどちょっとだけ合っていない、ここがこうだったらな・・・という箇所がいくつも出てくるのが、システムキッチンだけに限らず「多くの人に受け入れられる既製品」のデメリットですね。

造作キッチンのメリットデメリット

造作キッチンの最大のメリットは、「自分だけのキッチン!!」という点に尽きるかと思います。
見た目から素材の選択、高さや幅、引き出し等すべてが自由です。

「昔映画で見たようなお洒落なキッチン」「雑誌であこがれたカッコいいキッチン」等々、思いのままに作れるのが造作の特徴です。
造作キッチンは空間全体を通してキッチンをコーディネートすることが可能なので、キッチンが「好き!」と思える空間づくりの邪魔をすることがありません。

もう1つ大きなメリットとして、仕様も自由自在という点があります。

例えば釣りが趣味で自宅のキッチンで思いっきり釣ってきた魚をさばきたいと考えている方なら、かなり大きなシンクと調理台というように、自分の趣味から導き出した仕様のキッチンを作ることが可能です。

造作キッチンは、メリットを上げる際にあまり数がありません。
というのも、自分にぴったりなキッチンを造るとなると、オーダー品はやはり既製品より値が張りますし、完成までに時間もかかります。
その上、自分にピッタリかどうかは自分しか分からないため、自分でしっかり要望を伝える必要があり、システムキッチンのようにショールームに行って、試してみてこれとこれとこれ・・・というように、並んでいるものをチョイスできるわけではありません。
ですから、造作キッチンではシステムキッチンとは逆に、デメリットをまとめさせていただきます。

造作キッチンのデメリット

・デザインや使い勝手は、デザインする人や設計する人で変わる
・手作りゆえ職人の腕に出来上がりが左右される
・フルオーダーメイドゆえ価格が比較的高くなりがち
・手作りゆえ製作に時間がかかる
・実物を見て触って試してみることができない

造作キッチンのメリット

以上デメリットを上げたことで見えてきた、造作キッチンのメリット。

それは、デメリットを加味しても、自分にぴったりのキッチン。自分が思い描いていた理想を形にできることに尽きます。

どんなキッチンが良いかな?と想像したとき、マンションに設置されているようなシステム化されたキッチンではなく、少し説明が難しいキッチンが浮かんだときや、あれこれしたいことが浮かんできたときは、造作キッチンを考えてみるのもいいかもしれませんよ。

結局どっちがいいのか?

ここまでは、システムキッチンと造作キッチンのメリットデメリットをお伝えさせていただきましたが、実は一番大切なのは無理をしないという点です。
確かにいくらでもお金を掛けられるなら、システムキッチンの一番高いグレード(キッチンだけで優に数百万します)や、自分の「好き」を全て詰め込んだ造作キッチンを採用することは可能です。
しかし・・・家はキッチンだけではありません。
キッチンもあくまで心地よく暮らせる家の一部。
無理なお金のかけ方をするのは問題です。

ですので、ここからは造作キッチンや、システムキッチンを一部造作に変更したものなど。
お客様の「好き」を形にするのが得意ないなほ工務店のキッチン施工事例をいくつかあげさせていただきますので、ぜひお家づくりの参考にしてください。

キッチンの施工事例

最初にご紹介するのは里山住宅博のモデルハウスです。(販売済のためご覧いただくことは出来ません)
住宅博ではヴァンガードハウスと合わせ、2棟のモデルハウスを建築し、2パターンのステンレスキッチンを設置しました。

1号地ヴァンガードハウス 地べたの家では業務用のステンレスキッチンを採用。

間口に合わせて業務用のユニットを組合せ、天板部分のステンレスの1枚板のみ造作で制作しました。

ウッドデザイン賞を受賞した25号地でもステンレスキッチンを採用しました。
こちらはメーカーのシステムキッチンを設置。

背面収納も同じメーカーで合わせてコーディネートし、統一感を出しています。
コンロ廻りには汚れ防止とインテリアを兼ねて貝殻が原料の、女性に人気のモザイクタイルを使用しました。
キラキラと角度によって色を変え、ステンレスのスタイリッシュな雰囲気を和らげる効果もあります。

スタイリッシュな雰囲気を好まれて採用される方も多いですが、メンテナンス、耐久性を重視してステンレスキッチンを採用される場合もあります。
こちらのお家はまさにそうでした。

アイランド型のキッチンに目隠パネルとカウンターを兼ねて計画し、背面収納も合わせてプランニングし、畳コーナーのあるリビングダイニングの雰囲気に馴染むオープンキッチンになっています。

こちらもシステムキッチンを造作で覆っている事例で、背面とカウンター裏にも収納を造作してあります。

このように本体部分はシステムキッチンの良さを採用しつつ、リビングダイニングからなど、よく目に入る部分は造作するというのもおすすめです。

また、システムキッチンでも各メーカー様々で、デザイン性の高いシリーズも増えてきています。

こちらのフレームタイプのキッチンも既製品のキッチンです。
引出しなどもない、とてもシンプルなタイプ。
ちなみに写真にあるダイニングテーブルはお施主様がこれまで使用されていたテーブルで、天板はそのまま使用し、キッチンに合わせて脚のみアイアンでつくりました。

他にも質感をこだわった、重厚感のあるデザインキッチンも最近増えてきています。

こちらは存在感抜群のモルタライクなキッチン。こちらもメーカーの既製品です。
背面のタイル壁と造作棚はお持ちの家具家電とのバランスもみながら計画しました。
キッチン横にはパントリーも設けてあります。
ぐるぐる廻れるアイランド型のキッチンも人気ですが、壁付けにする事で換気扇の存在感は薄れます。

メーカーで各種様々なキッチンが出ていますが、やっぱり自分達だけのオリジナルのキッチンが良い!
という事であれば、フルオーダーの造作キッチンももちろん対応可能です。

こちらの造作キッチンはシンク下の湿気がたまりやすい箇所をあえて解放し、ゴミ箱置き場にしてあります。
見えにくく、使い勝手も良いので、造作キッチンにする際にはここをオープンにする事が多いです。
システムキッチンだと導入が限られる海外製の食洗器も導入可能です。

ちなみに空間を有効に使いやすく、コスト面も含め、I型のキッチンの採用が多くはありますが、シンクとコンロが別になったⅡ型のタイプや、

下記のようなL型のキッチンなど、レイアウトパターンも様々です。

ちなみにL型キッチンは収納の取り方や建物全体の配置をよく考える必要があるので、L型キッチンにしたい!とお考えの方はプラン開始前におっしゃっていただくのをおススメします。

まとめ

キッチンは使い勝手、食器・家電の量、お手持ちの家具など、各ご家庭ごとに本当に様々です。

今回は主にシステムキッチンと造作キッチンについてお伝えしましたが、こうこうやってまとめてみてわかることは、システムキッチンも造作キッチンも良い点があり、どう生かすかという事が大切だという事です。
システムキッチンでもあるものをそのまま取り付けるだけだと、確かにキッチン!の印象が強いですが、周りとコーディネートすることで雰囲気は大きく変わります。

造作キッチンも同じで「好き」だけを詰め込んでは「使いやすい」にはならない場合がほとんどです。

「好き」と「使いやすい」が同居できる、自分たちのバランスを見つけることが大切です。
注文住宅の場合、キッチンで悩み続けることが困難なほど、決めなくてはいけないことは膨大です。
作ってから後悔しないよう、常に自分はどうか。という視点を忘れないでください。使い続けるのは自分で、暮らし続けるのは自分たちという視点を忘れずに、この部分はどこまでこだわりたいかをしっかり考えてくださいね。

そして、キッチンに限らず設備を見る時は、設備だけを見がちです。
空間に落とし込んだときにどうなるかも、忘れずにイメージしてくださいね。

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