「玄関に洗面所」違和感のない設置方法

2021/05/12 | お家のこと

こんにちは。
昨今、コロナ対策住宅がテレビ番組でもよく取り上げられていますね。
何日で何棟完売!とかいう話を聞くと、家は物じゃないんだけどなーと思ったりします。

そのコロナ対策住宅の特徴が、24時間換気システムだったり、玄関で服が脱げるだったり、玄関に手洗い場がある!という、利便性を考えると結構当たり前だなーと思うことばかりです。
もちろん、紫外線でウィルス除去!みたいな装置は別ですが。

という事で、今回は玄関に設置する洗面所についてお伝えしたいと思います。

いなほ工務店玄関洗面所の歴史

いなほ工務店が1番最初に玄関洗面所を設置したのは、遡ること10年以上前。いなほ工務店を開業してすぐのころです。
こんな時代が来るなんて考えもしなかったころ、自分の子供がまだ7歳と小さかったことから、子供用に手洗いしやすい場所があれば便利なのになと思ったのがきっかけでした。

玄関で手を洗うという新習慣

写真でお見せできないのが残念ですが(残っていないのです・・・)一番最初に玄関洗面所を設置させていただいたのは、大阪府箕面市のお家でした。
多様なプランが豊富な今とは違い、決まった間取りが多かった時代にそちらのお家は、2階玄関2階LDK、1階浴室、洗面、中2階にトイレという特殊な設計だった為、玄関すぐに小さな手洗いを設置しました。

その後も、洗面室や浴室等の水回りを2階に設置することが増えたため、キッチンで手を洗う事(1階の水回りがキッチンしかないため)になるのを懸念される方が多く、その解決策として、玄関周りに手洗いを設置させていただくようになりました。
今では、浴室洗面がLDKと違う階にある設計はほぼ全てのお家で、手洗い洗面所を玄関またはLDK近くに設置しています。

お施主さんそれぞれのライフスタイルや地域性、土地の形状に合わせたプランから導き出した1つの答えが、「玄関に手洗い場を設ける」だったのです。

以来、お施主さんのご要望に合わせ、いろいろなデザインで設置させていただきました。
いくつかの施工事例を基に、玄関洗面所のアイデアをご紹介しますね。

1:常設モデルハウス一番最初の玄関手洗い場

常設モデルハウス一番最初の玄関手洗い場01

いなほ工務店初めての常設モデルハウス「里山25(※現在はご体感いただけません。)」の玄関手洗い場です。

玄関入ってすぐの通りの土間に設置した遊び心のあるバケツ型の洗面ボウル。
土間収納とキッチンにつながる土間に「洗面ボウル」を設置することで、手を洗うだけじゃない使用が可能です。
ちょっとした汚れを落としてから収納したり、キッチンに行く前に手を洗ったり。
気軽に清潔な暮らしができる動線になっています。

常設モデルハウス一番最初の玄関手洗い場02

洗面ボウルを少し低めの位置に設置することで、お子さんでも手が届きやすいのも特徴です。

※里山25施工事例はこちら

2:玄関から見えない場所にひっそりとたたずむ洗面スペース

玄関から見えない場所にひっそりとたたずむ洗面スペース01

玄関から入ってすぐ、リビングに続く扉の前に設置した手洗いスペース。
壁に凹みを設けることで、場所をとらず存在感もありません。
このようなアイデア1つで、ちょっとしたスペースに洗面台を設置することが可能です。

玄関から見えない場所にひっそりとたたずむ洗面スペース02

玄関を入った時には何も見えないように工夫することで、生活感のないデザインになります。

こちらの施工事例では、壁に凹みを設けそこへ洗面所を設置しましたが、その他にも壁に埋め込むタイプもあります。

玄関から見えない場所で壁に埋め込んだ手洗い洗面所

写真のように、埋め込み型の洗面所ならスペースがなくても設置できるので、玄関スペースが狭くなるかも・・・、余分なスペースは無さそうだな・・・と諦める前にご相談くださいね。

※「白い吹付外観が魅力の家」施工事例はこちら

3:シューズクロークに洗面台を隠す方法

シューズクロークに洗面台を隠す01

玄関先はスッキリ見せたいという方には、大き目のシューズクロークをおススメしています。
アウターをその場で脱いでかけられる場所というのは、コロナにかかわらずとても便利です。花粉症対策にも有効です。
そんなシューズクロークの中に手洗い場を設けるのも一つの手段です。
外から帰ってきた後、家に上がる前にアウターを脱いでしっかり手を洗う。動線が明確になり、外で遊んで帰ってきたお子さんも分かりやすい流れになります。

洗面台の選び方は暮らし方から導く

棚や扉を黒に統一し、洗面台側の壁をコンクリートデザインにすることで、シックな雰囲気にまとまっています。
洗面ボウルの下も玄関続きのタイルなので、水が飛び散った場合の掃除もラクラクです。

シューズクロークに隠すなら大型でもOK

洗面ボウルはとても大きなものを採用していますが、お施主さんのご希望に合わせスロップシンクを設置させていただきました。
スロップシンクは、「汚れ物にも対応できる底の深い流し」のことを言い、お子さんの運動靴を洗ったり、汚れたユニフォームや衣類などのつけ置き洗いが可能です。
軽く手を洗うというイメージより、しっかり洗えるタイプです。

※「リビングから景色一望の家」施工事例はこちら

4:生活動線にしっかりとした洗面スペース

生活動線にしっかりとした洗面スペース01

こちらのお家は、玄関上がってすぐのスペースに手洗い場とお手洗いを設けています。
お客さんが使う手洗いと、家族が使う洗面台を明確に分け、玄関に手洗い場を設けつつプライベートな空間とは切り離す方法です。

生活動線にしっかりとした洗面スペース02

形が特徴的な洗面ボウルを、収納スペース付きの造作台の上に設置することで、インテリアの邪魔をせずに気持ちのいいおもてなしが可能です。

※「LDKにストリップ階段の家」施工事例はこちら

5:玄関の小さなコーナーに洗面台をプラス

玄関の小さなコーナーに洗面台をプラス

玄関横のちょっとしたスペースに飾り棚と共に設定した洗面所。
インテリア性を重視した照明と、アイアンタオル掛け、家のアクセントカラーである緑の洗面ボウルを組みあわせて、可愛く仕上げました。

ちなみに、タオル掛けの位置をこだわることで、使い勝手はいいけれど、玄関に入った時にはタオルが丸見えにならないように配慮しています。

玄関の小さなコーナーに洗面台をプラス02

デザイン性と、趣味と使いやすさを兼ねた、便利で可愛いコーナーになりました。

※「さくらの木の家」施工事例はこちら

6:両方から使える洗面台

両方から使える洗面台01

まだ施工事例にアップしていない、お家をチラッとご紹介。
こちらのお家では洗面台を、玄関から入ってきたときの動線と、デッキから入ってきたときの動線が交わる位置に設置することで、使い勝手が更によくなっています。

両方から使える洗面台02

せっかく気持ちのいいお庭があるのですから、お庭を最大限活用できたほうが良いですよね。

まとめ

玄関に洗面所というと大げさな印象ですが、手洗いスペースと考えれば小さなスペースでも設置可能です。
既存の住宅に取り付けるとなるとしっかりとしたリフォームが必要ですし、なかなか生活感なく・・・というのは難しいですが、これからお家を建てる方なら、プランの段階から考えておけば、家族構成や暮らし方、ご職業や好み等に合わせた設置が可能です。

洗面ボウルを始め、水栓や背面壁をインテリアの一部となるようにデザインを考えれば、洗面スペースと意識する必要もありません。

手洗いスペースのメリットの一つとして、来客スペースとプライベートスペースを分けることが可能なので、余計な場所に他人を入れずに済むという事もあります。

暮らし方のアイデアの1つとして、玄関に手洗いスペース。
ぜひ検討してみてくださいね。

見学・体感
 実際のお家を体感しよう!
モデルハウス見学!
資料請求
 いなほ工務店のカタログ
無料プレゼント!

ご希望日に、無料相談会開催中!

家づくりをはじめたいと思ったら、お気軽にお問い合わせください!

「とりあえず資料が欲しい」「モデルハウスを見てみたい」
「実際の現場が気になる」・・・等

資料請求・無料相談のご案内はこちら

私たちの仕事は、お客様が安全で安心してできるのは当然とし、好きなものに囲まれて快適に暮らせる住まいをつくることです。
お客様が住み始めた後も、生涯ここで暮らしたいと思える家を建てる。
そんな当たり前のことを丁寧にご提供しています。

Copyright ©2020 いなほ工務店 All rights reserved.