アクセントウォールでおしゃれな空間を作ろう
2023/03/26 | 家づくりのこと TOPICSこんにちは、いなほ工務店です。
事務所の周りでも卒業式が続々と終了し、いよいよ新生活が始まるシーズンです。
新生活というと思い浮かぶのが、私は子どもの自立です。
今までともに暮らして心配するばかりだった子どもが、自分の元を離れて新しい生活に飛び込んでいく。
近い将来訪れるそんな瞬間を今から心配し寂しくなってしまったりするのですが・・・。
お子さんが家を離れるとなると、少し気になるのが使ってた子ども部屋はどうするか?ではないでしょうか。
そのままにしておくのか、物置にしてしまうのか・・・。
そんなお悩みに人気なのが、お部屋の中を一気に華やかにしてくれるアクセントウォールです。
アクセントウォールとは、お部屋を憧れのイメージにするために、壁面の一部を木やタイルなど素材の他、色・柄物のデザインクロスに変えることで、空間にアクセントを加えることを言います。
壁の一面を変えるだけなので、リフォームで大変人気ですが、もちろん新築でも採用が増加している人気の施工です。
今回は、そんなアクセントウォールについて、施工事例をもとにお伝えいたします。
そもそもアクセントウォールとは?
アクセントウォールとは、その言葉通りお部屋の中で「アクセント」になる壁のことを言います。
多くの場合、お部屋の壁は全面同じ色や柄、特に白やベージュといったベーシックな一色でまとめられています。
壁が一色でまとめられた部屋は、空間としてもまとまりがありインテリアしやすいという特徴があります。
そんなまとまりのある空間の中に、「遊び心」として取り入れらるのがアクセントウォールです。
一面だけ違う色や柄、デザインにすることで、お部屋の印象が大きく変わりますし、選ぶ色やデザインによっては、お部屋を明るく見せたり、広く見せたり、重厚な雰囲気にしたり。
壁一面という大きな範囲のイメージを変更することで、インテリアではなかなか変えることが難しいお部屋全体の雰囲気変えることが可能です。
アクセントウォールの効果やメリット
アクセントウォールのあるお部屋や空間を体験したことはございますか?
SHOPや美容院、カフェで取り入れられていることが多いのですが、注意してみなければ意外と気が付かないことも多いのがアクセントウォールです。
壁一面が違っているのになぜ気が付かないのか、よく見なくても気が付くはずと思われがちですが、空間全体を「おしゃれな空間」と認識してしまうことで見逃してしまうと言われています。
それほど自然に、空間にメリハリを与えてくれるのが、アクセントウォールの特徴です。
特に柄物の場合、絵やディスプレイの役割を果たしており、壁というよりもインテリアの一部として空間に溶け込みます。
新築の時だけでなく、長く住んだお家でなんとなく雰囲気を変えたいなと思われた時には、アクセントクロスを取り入れることで、今までのお部屋とは大きくイメージを変えることが可能です。
アクセントウォールの素材
アクセントウォールに使用できる素材は、木材やレンガ、タイル、石といったナチュラル素材の他、壁紙が主となっています。
レンガや石、タイルを採用した場合、空間を重厚感のあるものに変えることができます。
木材を採用した場合は、お部屋の中を温かみのある空間に変え、リラックスしやすい雰囲気にする効果があります。
そして、一番施工が簡単で取り入れやすいのが壁紙を使用したアクセントウォールです。
柄やお色が豊富でこの一枚!という壁紙に出会えることがあります。
弊社ではお施主さんの好きを大切にさせていただいている関係上、「この壁紙が使いたいのですが」というお話を最初にしてくださる方もいらっしゃいます。
それほど、印象的なものが多いのが壁紙の特徴と言えますね。
印象的な壁紙は、部屋全面を覆うとうるさく落ち着かない空間になってしまう場合がほとんどですが、アクセントウォールならとてもおしゃれな空間になるので、気になる方は一度サンプルをご覧くださいね。
木材やレンガ、石やタイル、壁紙とアクセントウォールにふさわしい素材をご紹介しましたが、最近の素材は、機能面に優れたものもたくさんあります。
例えば、吸音性や吸湿性、消臭性を持つものがあります。
猫や犬を飼われているお家や、楽器をたしなまれるお家など。機能を併せ持つ素材をアクセントウォールに採用することで、デザイン面だけでなく快適な空間の実現にも効果的です。
アクセントウォール事例
01仕切面とキッチン背面をアクセントウォールに採用
真っ白な壁と無垢材の優しい空間の中に、濃紺のアクセントウォールを配置することでスタイリッシュに引き締まったLDKに仕上がりました。
02居室のアクセントウォール
2つの子ども部屋の一部をアクセントウォールにすることで印象の違うお部屋になりました。
ビタミンカラーを採用したことで、より明るくポップで元気な雰囲気に仕上がっています。
03キッチン背面にアクセントウォール
キッチンの背面に若草色を配置することで、無垢材と相まってより明るく優しい雰囲気のLDKに仕上がりました。
04小上がりの壁をアクセントウォールに
小上がりを設けた空間の一部をアクセントウォールにすることで、より特別間のある空間に仕上げられました。
小上がりは、段差を作ることでお部屋の中にもう一つ、小さな空間を作るような間取りを指します。
小上がりとアクセントウォールを採用することで、より区切られた空間になり大きな空間を壁を隔てずに区切ることできました。
05リノベーションで木を使ったアクセントウォール
こちらの事例は、マンションリノベーションです。
廊下からリビングに続く壁の一面を木で施工しました。
コンクリートの無機質な雰囲気と木のナチュラルな雰囲気がマッチして、カフェのような空間に仕上がったかと思います。
06無垢の木の家 重層の甍の事例
無垢の木の家 重層の甍には、皆さんの参考になるよういくつものアクセントウォールを取り入れております。
リビングの壁には、白壁の中にタイルを埋め込むことで自然素材でデザイン性を題しています。
寝室では、枕元の壁を珪藻土の壁にすることで、吸湿性を高めています。
フリースペースである、客間にもなる小部屋には唐紙を採用しています。
唐紙は平安時代には書道や手紙用として装飾性の高い紙として用いられ、中世以降は、主にふすまに貼る加工紙の一種として用いられました。
産地は京都と江戸ですが、こちらで使用している唐紙は京のものです。
まとめ
おしゃれな空間演出だけでなく、お部屋の空間や視覚的広さにも影響を与えるアクセントウォール。
素材や色・柄の選び方で、理想の「好き」を叶えてくれるメリットがあります。
その上、採用する素材にもよりますが、比較的低コストで実現可能なのもアクセントウォールの魅力の一つ。
気になるなという方は、施工事例やモデルハウスで実際のアクセントウォールをご覧の上、どういったイメージが合うのか考えてみてくださいね。
そして、先の事例のように、アクセントウォールに使用できる壁紙には、通常の壁紙の他、先ほどの唐紙や和紙といった伝統的な紙も使用可能です。
これじゃなきゃいけないと決めてしまうのではなく、これでもできるのかな?というように、気になった素材や紙を見つけましたら是非ご相談くださいね。
アクセントウォールは、新築だけでなくリノベーションやリフォームでも簡単に対応可能です。
部屋に飽きたなと思った時や、部屋の使用者が変わった場合など、部屋の有効活用にも適した方法なので気になる方は、ぜひご検討ください。