びおソーラーとは?
2020/11/29 | お家のことびおソーラーを一言で表すと、『春と秋を長くする』装置です。
1年の中で過ごしやすい季節を思い浮かべるなら、皆さんはどの季節を思い浮かべるでしょうか?
春?夏?秋?冬?
花粉症の人なら春はつらい季節かもしれませんが、『気温』の部分で考えるといかがでしょうか?
エアコンやストーブが必要ではない季節である、春と秋を上げる方が多い気がしますし、以前ネット調査が行われたときの結果は第1位は5月、2位が10月、3位が4月でした。
実際、電気使用量の月平均を見ても、5月と10月が少なく次いで4月9月11月となっています。
冷蔵庫や洗濯機、照明器具などは年間を通して大きく使用量が変わるわけではないので、変わった点は夏と冬に活躍する冷暖房器具の消費量だと思います。
実際どのご家庭でも、夏や冬に電気代やガス代が大幅に増えてはいないでしょうか?
春と秋は、この冷暖房費を支払わなくてよいというだけでも快適な季節と言えると思います。
「春と秋が長くなればないいのにな」と思う事はありませんか?
「暑く」もなく「寒く」もない季節。
本当に春と秋が長くなるのは、良くありません。
最近の日本は気候変動の影響で、春と秋が短くなっていますが、やはり四季があるのが日本です。
冬も夏も大切な季節であり、「春夏秋冬いつも通り来てほしい」そう願います。
でも、家の中は違います。
もともと暑さ寒さをしのぎ快適に暮らすために、クーラーやストーブを稼働させているのですから、春と秋を延ばすことができれば、もっと快適な暮らしが実現できると思いませんか?
春や秋の過ごしやすさが長く続くわけ
最初にびおソーラーを『春と秋を長くする』装置とご紹介しましたが、びおソーラーは季節による太陽の変化をいち早くキャッチします。
太陽の高さは春分と秋分を境に、冬至に一番低く、夏至には一番高くなります。 私たちや建物が受ける太陽エネルギーの量も、この季節の変化に合わせて変わっていきます。
冬のびおソーラー
びおソーラーは、太陽の南中高度をキャッチして、屋根で暖めた空気を建物の床下に送り込み、室内を床から暖めます。
そうすることで、外はまだまだ寒いけれど室内は春の陽気で快適に過ごすことが可能になります。
寒い夜道を歩いて帰り、家に入った時ふぁ~と身を包む暖かさを感じることができるのが冬のびおソーラーの特徴です。
びおソーラーを取り入れたお客様は、その時につくづくびおソーラーにして良かった思ったとお話ししてくださいました。
空気集熱式の良さは、何と言っても、頭寒足熱で、暑いと感じない暖房です。
頭がポカポカし、足元が冷える暖房ではありません。
スイッチを入れなくても、日中のお日様が暖めてくれるそんな暖房です。
夏のびおソーラー
夏のびおソーラーは、昼ではなく夜間に活動を開始します。
熱帯夜に見舞われる日でも、星空が出ていれば宇宙からの放射冷却が活動を開始します。
日中、熱を持った植物の葉や建物の外壁などに水滴(夜露)がつくのは、宇宙の絶対零度マイナス273℃によって、地表が放射冷却されるからです。
この大地を潤してくれる放射冷却を室内に取り入れて、寝苦しくない夜を作るのが夏のびおソーラーの働きです。
ちなみに、梅雨時期も床下を徐々に蓄冷していくことで、カビの発生も抑えることができます。
オプション『びおソーラー』の導入をお考えの方へ
いなほ工務店が建てたい家は、どれも「心地よく暮らせる家」です。
一言で「心地いい」と言っても、人の感じ方はそれぞれであり、自分の体で感じるしかありません。
高気密高断熱住宅でも数字がもてはやされていますが、数字はあくまで目安でありあまり意味がありません。
家を建てる土地に同じものが無いのですから当然です。
「心地よく暮らせる家」かどうかは、自分の「心地いい」を知ることです。
『春と秋を長くする』びおソーラーも、「心地いい」と感じるかどうかはお客様それぞれ。
気になったら、文字だけで判断するのではなくぜひ体で感じてください。
伊丹市にあるモデルハウス(伊丹市桑津 無垢の木の家 重層の甍)では、びおソーラーもご体感いただけます。
コロナ禍のため、各回限定1組の完全予約制にてご案内中。
お気軽に下記よりご予約ください。
引用
※びおそーらーサイト(夏と冬のイラスト)https://biosolar.jp/
※GfKサイト(電気使用量グラフ)https://www.gfk.com/ja/home