このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

こんにちは、無垢の木が大好きですが畳も大好きないなほ工務店です。
皆さんは理想の家を思い浮かべた時、畳ってイメージに出てきますか?
弊社はモデルハウスにも小さな畳のお部屋を設けるほど、畳が好きですが、畳のコーナーって実際どうなのか、良さが分かりにくいですよね。
今回のコラムでは、個室の和室まではいらないけど・・・畳が気になるという方にお勧めの畳コーナーについてお伝えいたします。

畳コーナーってどんな場所?

畳コーナーとは、リビングの一角に畳を用いて作るスペースのことを言います。

和室との大きな違いは、壁やふすまなどで空間が区切られている部屋ではないという点です。
リビングの一部に畳を敷いて作ります。
サイズに決まりはありませんが、4.5畳以下の場合が多く、設置場所ゆえ活用範囲が多岐にわたるのが特徴です。

畳はインテリアにそぐわないんじゃないかな?と思われるかもしれませんが、実はモダンなインテリアや洋風のインテリアにもとても相性が良いんです。
確かに昔は、畳縁のある緑の畳がほとんどでしたが、今は違います。
色や形が豊富にありデザイン性が高い畳が非常に多く販売されています。
フローリング材を選ぶように畳を選ぶことで、好きなインテリアの中に畳コーナーを作ることが可能ですよ。

畳コーナーの種類

畳コーナーには大きく分けて2つのタイプがあります。

1つが、フラットなタイプ。
フローリングの床と高さを変えずに、畳を敷いたスペースを作ります。
リビングとの一体感が高く、空間を圧迫させません。
間仕切り扉もつけやすいので、客間としての使用も可能です。
来客時は扉を閉めて個室に、お子さんと遊ぶ時や家事をするときは扉を開けて開放的なリビングとして活用できます。

フローリングとの段差がないので、お子さんやお年寄りが転落したりつまずいたりする心配がありません。
バリアフリー以外の面でも、掃除機をかける時も段差の上り下りは必要ありませんし、お掃除ロボットも使用可能です。


2つ目のタイプは、小上がりの畳コーナーです。
小上がりについて詳しくは、また別の機会にお伝えさせていただきますが、床から20~40センチ程度の段差を設けて畳スペースを作る形です。
畳コーナーとしてだけでなく、小上がりには小上がりだからこそできる収納や、掘りごたつなどを作ることができ、段差の有効活用が可能です。

リビングに高さが異なる空間を設けることで、部屋に立体感を生み出すことができる上、段差によって空間が分かれている印象が強くなります。
立体感のあるリビングにしたいという方におすすめですよ。

畳コーナーのメリット

畳コーナーは、従来からある個室としての和室という形ではなく、リビングの延長線上にあることから、使い勝手がよく近年需要が大幅に増えているのが特徴です。

お客様からお聞きする使い方としては、
・寝転がりたい
・床に座って洗濯物を畳んだりアイロンをかけたい
・お仏壇を置きたい
・ちょっとした客間にしたい
・子供の遊びと昼寝のコーナーが欲しい
等々。

ちょっと上げさせていただいただけでも、必要な理由や使い方は様々ですが、それがなぜ畳コーナーなのかというと、メリットが多いからです。

昼寝スペースとしての畳コーナー

小さい子供を目の届くところで昼寝させたい場合、調湿機能のある畳は最適です。
夏でも肌触りがよく、い草の香りにはリラックス効果(以前お伝えしたフィトンチッド)もあります。
リビングに設けた畳コーナーなら、家事やリモートワークをしていても、お子さんの様子が分かるのでお昼寝スペースとして申し分ありません。


子どもの遊び場に最適

フローリングと比べてやわらかい畳は、転んでも怪我をする心配が少なくて済みます。(もちろん擦り剥いたりはしますよ)
また、フローリングと比べ吸音効果にも優れています。
子どものバタバタとした元気な足音もフローリングほど気にならず、家の中でも思いっきり遊ばせてあげられます。


家事スペースになる

洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたり。
家事スペースとしても畳コーナーは活躍してくれます。
床に直接座って行う作業の場合、無垢材のフローリングと比べても、畳の優しさは格別です。


来客用のスペースをわざわざ設けなくて済む

間仕切りを設けた畳コーナーなら、両親や友達が泊まりに来た時、そのまま寝室として使用可能です。
たまの利用のためにわざわざ個室を設けるのは、土地の取得が難しい阪神間では非常にもったいないのが事実です。
畳コーナーは普段のスペースとして利用しつつも、いざという時には寝室として使えるので無駄がありません。


大切なお仏壇や節句飾りの置き場として

大切な人を祀るお仏壇や節句飾りなど、どうしても和のものはリビングのインテリアにそぐわないけど、リビングに置きたいと望まれる方も多くいらっしゃいます。
そんな方には特に、独立した個室の和室ではなく畳コーナーがおすすめです。
フローリングと畳の空間を一緒にコーディネイトし置き場所を作ることで、一年を通して違和感なく設置することができますよ。

畳コーナーに間仕切りは必要かどうか

先のメリットでお伝えした、寝室としての使用を考えるなら間仕切りは必要だと思います。(もちろん、なくても大丈夫!というご家庭は無くて大丈夫です。)
しかしリビングが一部とはいえ分断されてしまうので、せっかくのリビングが狭く感じてしまうというデメリットがあるのも事実です。

間仕切りを設ける場合は、間仕切りがどこまで来るのか。間仕切りの圧迫感はどの程度か等しっかりイメージして、検討してくださいね。

いなほ工務店の畳コーナー事例

リビング横に角度を付けて設けた畳コーナー。
間仕切りタイプでお家全体の落ち着いた雰囲気と相まって、更に高級感が出ました。
お家の全体はこちら


元モデルハウスの「桜の木の家」の畳コーナー。
裏庭への掃き出し窓を設け、畳コーナーと和室のいいとこどりをしました。
お家の全体はこちら


こちらも元モデルハウスの畳コーナーです。
小上がりタイプの畳コーナーは2畳という省スペースですが、天井の勾配とロフトで狭く感じさせない作りになっています。
お家の全体はこちら


こちらも元モデルハウスの畳コーナーです。 和室を奥にもっていくと使われにくい傾向にあるので、あえて玄関入ってすぐの場所に設けました。 来客時にはリビング側の障子を閉めると立派な客間としてもご使用いただけます。
お家の全体はこちら


ラグを敷かれているので少し分かりにくいですが、柱のそばが畳コーナーです。
お子さんが遊ばれる場所として、理想通りの使い方をされている事例です。
お家の全体はこちら


小上がり型の畳スペースです。
小上がりの下に収納引き出しを設けることで、リビングの収納を大幅に増やせる形になっています。
お家の全体はこちら


リビング横に設けた畳スペース。 間仕切りを階段の横に設置することで、リビングからは間仕切りが一切分からないように工夫しています。
お家の全体はこちら


リビングの奥に設けた畳スペース。 地窓と地板部分を設けることで落ち着いた和の印象を作り、アクセントウォールでリビングとの一体感を演出しています。
お家の全体はこちら


まとめ

畳コーナーというと、欲しいけどインテリアが崩れるのでは?と心配される方もいらっしゃいます。
確かに、リフォームなどで急遽設けたり、簡易畳をポンと置く形ではラグとしての印象が強くなったり、違和感を覚えたり生活感がきになるかもしれません。
しかし、家を建てる時はすべてゼロベースで始まります。
ライフスタイルに畳コーナーがあれば便利だな・・・と思われる方は、最初からプランに入れ込むことで、違和感のないデザインを提案していただけるかと思います。

使い勝手であれ、デザインであれ。
どんなことでも、後付けは限られた空間の中に違和感なく落とし込むのは難しくなるものです。
今回の畳コーナーだけでなく、先日のコラムでご紹介したパントリーなども含め、あればいいなと思うものは、とりあえず打ち合わせの際に相談してみるという事を忘れないでくださいね。

ちなみに、筆者の自宅にも間仕切りのある畳コーナーがあります。
散らかっているとどうしてもイライラしてしまう性格上、「間仕切りを閉めることで一見きれいなリビングに見える」というのが最大のメリットでした。
子育て時期は「ここでならおもちゃをたくさん広げても良いよ」「宿題広げてていいよ」と言えたので、片付かない状態についイラついてしまう解消にも一役買ってくれたんじゃないかな?と思っています。

いなほ工務店です。いつもコラムを読んでくださりありがとうございます。

タイトルにあるパントリー、皆さんはどんな印象をお持ちでしょうか?
パントリーと言えば、食料品や飲料などを収納したり、調理器具や日用品を保管しておく収納スペースをイメージされる方がほとんどだと思います。
まさにその通りで、パントリーの語源も古フランス語の「paneterie(パンの貯蔵庫/パンの部屋)」という言葉から来ています。

少し前までは、ホテルの厨房にある巨大な食品庫を指す場合が多かったようですが、今は一般のご家庭にもパントリーを設けられる方がとても増えています。
今回のコラムでは、パントリーの使い方や設置場所についてお伝えさせていただきます。

目次

・そもそもパントリーとは?
・パントリーを設けるメリット
・パントリーはどんな家庭でも便利なの?
・パントリーは動線が重要
・オープン型?個室型?パントリーの事例
・いなほ工務店パントリーの事例
・まとめ

そもそもパントリーとは?

洋服を収納する場所に、クローゼットがあるように、パントリーとは食料品や調味料、飲料などのストックを補完する場所のことを言います。
クローゼットの場合、洋服のみを収納する壁に備え付けた形のものや、中に入って歩くこともできるウォークインクローゼットがありますよね。
パントリーもクローゼットと同じで、キッチンスペース内や横に棚を設置した形のタイプと、歩くことができるほど広いスペースのものがあります。
パントリーに収納するものは、食料品や飲料などのストックとお伝えしましたが、それ以外にも下記のようなものも収納されている方もいらっしゃいます。

・冷蔵庫やキッチン家電
・鍋やフライパンなどの調理器具
・土鍋など、季節がいやイベント用の調理器具
・お弁当箱や水筒、タッパー
・ゴミ箱
・非常時の備蓄品
・日用品のストック
・掃除機を始めとした掃除道具
・家事スペース

プランによって、大きさや使い方の変わるパントリー。
キッチンに・・・?と思われるものもあるかもしれませんが、パントリーはそこに暮らす人が使いやすいように使えばいいスペースと考えていただくのが一番です。

パントリーを設けるメリット

パントリーを設けるメリットは、大きく分けて5つぐらい。下記のパターンが多いのではないでしょうか。

1:食品をストック、使用頻度が低い調理器具を保管できる
2:非常時に備えて買いだめできる
3:オープン棚だから掃除も整理もしやすい
4:収納があるからキッチンがスッキリする
5:在庫が一目瞭然

1:食品をストックできる

パントリーを設ける一番のメリットが、食品をストックできる、使用頻度が低い調理器具を保管できるという点です。
安い時に買いだめした常温の食品や、飲料水やジュース、ビールなどの飲料を人目を気にせず保存できるのがパントリーの良いところです。
また、使用頻度が低いからと言って手放すと不便な調理器具やキッチン家電を、必要な時に取り出しやすく片付けやすいというのは、想像以上に快適です。

キッチン本体や背面収納にももちろん収納スペースはありますが、手を伸ばせば届く場所には常に使うものをおいておく方が便利です。
真夏には使わない土鍋は、夏はキッチン下に収納するのではなく、パントリーにさっとしまっておく。
このように季節に合わせて収納するものを変えることで、常にキッチンの使い勝手が良くなります。

2:非常時に備えて買いだめできる

弊社のある阪神間は、1995年阪神淡路大震災に見舞われた地域であることはもちろん、日本は地震大国である以上常に安全安心への備えは必要です。
そして非常時は地震や台風といった自然災害だけではなく、体調を崩したときや、今なら家族やご本人がコロナに感染した時なども含まれます。
いざという時に備えて、長期保存できる食料品をストックしておくことも、パントリーがあれば容易です。

また、仕事が忙しくまとめ買いが主流のご家庭や、家族の人数が多いご家庭や、食べ盛りのお子さんがいらっしゃるご家庭など、常に大量のストックが必要なご家庭もパントリーは大活躍してくれます。

3:オープン棚だから掃除も整理もしやすい

パントリーの収納は基本的にオープンな棚です。
キッチン周りのキャビネット収納や、キッチン収納と違いすべてがオープンな分、どこに何があるのか一目で把握可能です。
収納したいものに合わせて棚の高さを変えることで、無駄なくスペースを利用できます。

4:在庫が一目瞭然

パントリー内が一目で把握できることの嬉しい点は、どこに何があるか分かりやすいという事です。
「あれもう食べなきゃな」といった、消費期限前の食品に気が付けたり、「あ、もうなかった」という、買い忘れを防ぐ効果が期待できます。

勿体ない廃棄を減らし、少なくなってきたら安いタイミングで追加購入しておく。
環境にも家計にも嬉しいポイントです。

5:収納があるからキッチンがスッキリする

キッチン家電や食品などは、デザインに統一性がありません。
生活感のあるデザインのものがキッチンには豊富にあるため、どうしてもごちゃついた印象を抱かせがちです。
特に収納が少ないキッチンでは、顕著です。
スッキリとシンプルな暮らしをしたい場合、パントリーは効果的です。
生活感のあるものを全て隠すことで、理想の空間を手に入れられるのがパントリーの良いところではないでしょうか。

パントリーはどんな家庭でも便利なの?

パントリーを設けるメリットをお伝えいたしましたが、パントリーって我が家にもあったほうが良いのかな?と思いませんか。
パントリーを設けたほうが良いかどうかは、生活スタイル。暮らし方によって変わります。

次のチェック項目に当てはまるご家庭は、パントリーがあると便利なので、チェックしてみてください。

パントリーいる家庭チェック

・家族の人数が多い
・食器が多い
・調理器具が多い
・パンやスイーツをつくるのが好き
・嗜好品(コーヒーやビール、お菓子など)が好き
・買い物は基本まとめ買い
・ストックしておくと安心
・キッチンに多くのものを置きたくない
・家庭菜園をしている
・実家からお米や野菜をもらう事がある
・災害にしっかり備えたい
・使うかも?と思って捨てられない

上記に当てはまるものが多いご家庭ほど、パントリーがあると便利です。
逆にいうと、パントリーが無ければキッチンだけでは収納が追い付かず、溢れてしまう。または、様々な場所にストックして忘れてしまう危険があります。
取りに行くのも不便です。

上記以外にも、オシャレなキッチンにあこがれる。
キッチンをインテリアの一部にしたい、見せるキッチンが良い。おしゃれに暮らしたいという方にも、生活感の出やすいものを隠せるパントリーがあると実現しやすくなります。

逆に、下のチェックに当てはまるご家庭はパントリーは必要ないと思われます。

パントリーがいらない家庭チェック

・家族の人数が少ない
・そもそもキッチンをあまり使わない
・ものが少ない
・まとめ買いをしない
・ストックもあまりしない
・食品などの在庫管理が苦手
・パントリーを設けるスペースがない

上記のようなご家庭の場合は、キッチンに何を収納したいのか。収納したいものをリスト化し、ライフスタイルに合わせた食料品の量を計算してから、キッチンの収納を考えるのが大切です。
キッチン周りに少しだけ収納を多くとる、キッチンの床下に収納を設けることで、パントリーのような大きなスペースを取らずに済みますよ。

パントリーは動線が重要

パントリーを、食料保存庫、収納場所として考えるのは非常にもったいないです。
わざわざキッチンや他の部屋の広さを減らしてまで作るパントリーです。
火事が楽になり、オシャレな空間を実現するためのパントリーに大切なのは、動線です。

パントリーは基本的に、キッチンと隣り合わせに設けます。特に調理中は、パントリーとキッチンを何往復もする必要があるので、できるだけ近くに設置するのがベストです。
近くであればあるほど、パントリーに収納できるものも増えます。
冷蔵庫をパントリーに入れられているご家庭もその1つですね。

家づくりを考え始めると、家事動線という言葉を頻繁に目にされませんか?
この家事動線は、暮らしやすくするために非常に重要です。
パントリーを設ける場合は、パントリーをどのように使いたいのかをしっかり検討し、動線の中に落とし込んでください。

例えば、地域のゴミの分別が細分化されており、複数のゴミ箱が必要なためにゴミ箱もパントリーの中に入れてしまいたい場合。
パントリーに勝手口を設けると、ゴミ捨てが非常に楽になります。
同時に、買ってきたものを勝手口からパントリーの中に運び入れることができるようになりますよ。

オープン型?個室型?パントリーの事例

パントリーには、大きくオープン型と個室型の2タイプに分かれます。
どちらがいいとは言えず、暮らし方や好きなタイプによると考えていただけるといいかと思います。

オープン型のいい点は、
行き来がしやすく使い勝手は個室型より良いと言えます。
調理をしている時などは顕著で、いちいち開け閉めをしなくてよいのがオープン型を選ばれるポイントの1つです。
但し、仕切りが無いため角度によってはパントリーの中が見えてしまうため、生活感を完全に隠すことができません。

個室型のいい点は、
完全に生活感を排除できるという事です。
扉を閉めてしまえば、パントリーだという事も分かりませんし、パントリーの中が雑然としていても、必要な時以外は視界に入りません。
ただし、扉の開け閉めが必要になるため、多くのものをパントリーの中に仕舞った場合、少し不便になります。

いなほ工務店のパントリー事例

オープン型の事例

キッチン横に設け、サッと出入り可能なパントリーにしました。
中の壁色と金具、板の色をコーディネートすることで、パントリーもおしゃれな空間になります。
お家の全体はこちら


間口を天井まで広げることで、よりゆとりのある空間を演出。
棚板の奥行きを少し浅めにすることで、奥のものもより取り出しやすくしています。
プラン計画時からパントリーを造ることは、棚の奥行きも自分たちの使い勝手に合わせることで、より無駄なく空間を利用できるというメリットもあります。
こちらの施工事例は、近日公開予定です。


キッチンの入り口。
シンクなどの反対方向に、冷蔵庫も収納できるパントリーを設置。
冷蔵庫を隠したいけど使い勝手も良くしたい方に好評な形です。
お家の全体はこちら


個室型の事例

すりガラスで隠したパントリー。
開け閉めの動作は必要ですが、隠せることと、より色味を統一できるのがポイントです。
表面をガラスにすることで、天井まで伸びる大きな扉でも圧迫感が軽減できます。
お家の全体はこちら


リノベーションのお家にて、キッチン奥にパントリーを造作した例です。
キッチンと並べた造りにすることで、キッチン外からは一切見えない構造になっています。
パントリーを開けたままにしていても、人の目に触れないので冷蔵庫なども使い勝手を気にせずにしまう事が可能です。
お家の全体はこちら


こちらは、キッチンの真後ろ。壁一面をパントリーにされた例です。
奥行きをそれほど深くとらず、サッと取り出しやすい距離感にしています。
特徴的なのは、お施主さんの使いやすい動線を描いたことで、洗濯機置き場もこの場所に設置したことです。
お家の全体はこちら


パントリーに回遊性を持たせた事例

個室型であり、回遊型でもあるパントリーです。
玄関からもキッチンからも出入り可能で、どちらの入り口にも扉を設けることで、幅広いパントリーの使い方ができるのが特徴です。
お家の全体はこちら


冷蔵庫、家電もパントリーに入れる想定のプランです。
パントリーから、リビングスペースに通り抜けできるようになってます。
お家の全体はこちら


まとめ

よくコラムを読んでくださっている方は「またか・・・」という印象をお持ちになられるかもしれませんが、パントリーもまた「暮らし方」が非常に重要な設備です。
各家庭で必要とすパントリーの収納力やスペースの広さは異なりますし、そもそもパントリーが必要なのかどうかといった点も異なります。

「パントリーがあると便利」という言葉だけでパントリーを作ってしまうと、使いにくい無駄な空間になってしまう事もあります。
家の広さに余裕があればいいですが、土地の入手が非常に困難な阪神間では無駄なスペースはあまりにももったいないと言えます。

使い勝手のいい、本当に便利なパントリーにするには、生活動線やライフスタイルに合わせた広さやデザインと共に、動線をしっかり考えることが大切です。
パントリーだから食品保存庫としての役割にこだわるのではなく、家事室を兼ねたり、お子さんがいらっしゃる場合は学校で配布されるプリントなどをまとめる場所を兼ねたりするのも便利です。

せっかくパントリーを作るなら、どう使いたいか考え、最大限に活用できるよう自分たちの暮らし方や好きなことを、家を建てる会社にしっかり伝え下さいね。

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

春暖の候 ますますご清祥のこととお喜び申し上げます
また、平素は格別なるご高配を賜り厚く御礼申しあげます。
誠に勝手ながら、ゴールデンウィーク機関の業務を下記のとおりとさせていただきます。
大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

5月3日(火)~5月5日(木)まで お休みとさせて頂きます。

※ 休業期間中はモデルハウスのご案内もお休みさせていただきます。
※ 休業期間中にお問い合わせいただきました内容に関する返答は、業務開始6日(金)以降に順次対応させていただきます。
※ 休業期間中にいただきました資料請求は、業務開始6日(金)以降に発送させていただきます。

もともと家を建てようとしたきっかけは、まずは環境を変えたい、という思いからでした。
以前は、10年ほど同じマンションに住んでいたのですが、その環境が嫌で、どこかに引っ越したいなと考えていました。
ただ次の引っ越し先や、その引っ越しにかかる費用、それにその先の事を考えている内に、それであれば自分達の家を建てて、自分たちが暮らしやすいようにしていきたいという思いが強くなり、家を建てよう、という事になりました。

どんな家がいいか、と考えた時に、まず考えたのは、「明るい家」です。
住んでいたマンションが暗く、日中でも明かりを点けないといけないという事があったので、とにかく明るい家がいいなと思っていました。
この家は、理想的に明るい家になっています。

いなほ工務店さんを知ったきっかけは、ここの土地を探していた時の不動産屋さんからのご紹介でした。
場所は気に入ったのですが、プランに入る際に、私たちがこういう家が良い、こういうイメージが良いというのをいなほさんに説明したり、写真をお送りしたりして、そこから理想の形を図面に起こしてくれたんです。
それが「こんな形がいい!」という思う形だったんです。

他の工務店さんにも、同じような要望で相談しても、いなほさんを超えるような家が出てこなかったので、いなほさんが良いという事になり決めました。
それといなほさんのHPを見たときに、木をよく使ってる点とか、そういうところにも引き寄せられました。

イメージを出されたという事ですが、どういうイメージだったか教えてください。

家の図面というか、イメージ的にちょっと変わった家というか、ちょっと普通じゃないというか。
なんか面白い家がいいなと思っていたんです。

そんな自分の要望、例えばここに窓が欲しいとかいう事を、他の工務店さんにも要望を出していたんですけど、自分が思っていた以上の提案をしてくれたのが、いなほ工務店さんだったので、それでスパッといなほさんにしたいと思って決めました。

土地から探されたという事ですが、この土地を選んだ理由を教えてください

以前は灘の方に住んでいてそこが工場地区のすぐ側だったんです。
私(ご主人)はもともと有馬の自然豊かなところに住んでいたこともあって、引っ越しするのであれば自然がたくさんある場所がいいなという思いがあり、そこはお互い考えが合致していました。

色々なところを見に行き、その中でここが良い、ということになりました。

周りからの目線が少ないという点もここに決めた理由です。
色んな所を見に行ったのですが、どの土地も四方八方に家が建っていて、目線が気になる場所が多かったんです。
でもここは、隣地との間に段差があったり、東側には緑が広がるだけで、周囲の視線も何も気にしなくていいというのも大きな理由のひとつでした。

ここは東灘で崖も多い場所なので、いなほさんも地震の事を気にされていたんですが、この地域には阪神大震災以前の家が今もしっかり現存して、皆さん住まわれているところを見ると、岩盤(地盤)は弱くないのかなと考えました。

ここに住み始めてから5か月ほどたったんですが、夜もすごく静かなんです。
以前住んでいた場所が、大きい道路のすぐそばだったこともあり、夜中でもサイレンの音や、車の音が頻繁に聞こえてくるようなところだったので、窓を開けていると落ち着かなかったんです。
でもここは、夜だけじゃなく昼間でも静かだし、聞こえてくるのは自然の音ばかりなので、すごく落ち着く環境です。
自然の音と言えば、蝉の音や虫の音が凄く聞こえるんです。
最近では夕方になると蜩が鳴いていました。

私(ご主人)はテレワークが多く、リモート会議をしているとマイクが蜩の鳴き声を拾ってしまうので、「どこに住んでんの?」と聞かれることが多くなりました。(笑)
凄い田舎に住んでると思われたみたいで。
鳥もすごく鳴いてるので、みんなどんなところに住んでいるのか、すごく気になるみたいです。

交通の便が悪いイメージがありますが、最寄りのバス停が歩いて5分の所にあるので、その点は大丈夫です。
でも坂が多いので荷物をいっぱい持ってるときは大変です。
基本は車での移動がメインなので、交通手段の心配は今のところは無いですね。

実際に住んでみた感想とお気に入りの場所を教えてください

リビングと寝室の同じ位置(南面)に窓があるんですけど、窓から見える景色とか、夜景が凄くきれいです。
キッチンにも窓が全面にあるので、キッチンの窓越しに見える景色もすごく気に入ってます。

それと窓がほとんど東側(山側)にあるので、どの部屋からも緑が目に入ってくるのが凄く気持ちいいです。

住んでみた感想は・・・クーラーを(取り)付けようか付けまいか悩んでいたんですが、今年の夏はとりあえず様子見をしようという事で、エアコンは設置してないんです。床下エアコンの設置はしてもらったんですけど、それ以外は室内にはエアコンは一台も取り付けていなくて、基本的に扇風機だけです。
私(ご主人)はずっとテレワークをしていたのですが、本当に暑い日が数日しかなく、それでも扇風機で十分家の中が涼しかったんです。
いろんなところに窓を計算してつけていただいているので、どこの窓を開けても、風の通りがありました。
なので、扇風機だけで大丈夫だったんだろうなと思います。

もちろん、上(2階)は屋根が近いので日射とか、空気の性質上暑い空気が上がってきたりとかでどうしても暖かくなるんですけど、1階に降りてくると涼しいです。

なので冬が一番性能の効果を実感できるのではないかなと思っています。床下エアコンをつけて、それで上まで暖かくなってくれるのが私たちの理想なので。
床も、以前は賃貸マンションだったという事もあるんですが、木の柔らかさ、裸足でいて気持ちがいいので気に入ってます。

家づくりでこだわったポイント、ライフスタイルにあわせたポイントを教えてください。

お風呂ですね。

お風呂は夫婦で希望が違いまして、妻は普通のお風呂で良い。
私は木貼りが良いと言っていたんです。
最終的に木貼りになったんですが、その点が、ゴージャス感を感じるというか、普通の家のお風呂じゃない感じがすごく気に入ってます。

私(奥さん)はお風呂に大きな窓が欲しかったので。
せっかく東側に緑があるので、それを見ながらお風呂に入りたいというのがあって、大きな窓を付けてもらいました。
それがお風呂のこだわりポイントです。

家を建てるときに明るさと景観を重視したかったので、それが叶った家になったと思いました。

設計の段階で、バルコニーとか、二階の屋根とかがだいぶ出ているというか、大きかったので、これだけ大きい屋根だと日光が入らなくなるんじゃないか、部屋の中が暗くなるんじゃないかと思っていたんですが、やっぱり計算されているんですよね。そういう事も全くなく。
夏はそこまで日光が入ってこないけど、明るいという形になったので、その点がお気に入りのポイントです。

あとは・・・ステンドグラスとか、実家のテーブルとか、色々ありますけど。
防音室もこだわったポイントですね。
私(ご主人)がサックスを吹いているので、今まではどこかのスタジオに行って吹いていたんですが、家でも吹きたいという希望があり、色々と相談しながらいい感じの防音室を作ってもらいました。

音が漏れるかな?と2~3回、試してみたんですけど、全く漏れないというわけではないですが、迷惑とか気になる音量ではなく、たぶんギターとか弾いても外からは聞こえないかなという感じです。
防音室は、私のプライベートルームというか、私の唯一の部屋と呼んでます。
他の部屋には、私の物が点々と置いてあるんですが、防音室は私の部屋です。すごくいい感じに作ってもらいました。
それと・・・外構はほぼ自分たちで作ったんですよ、駐車場から全部頑張りました。

もともと(ご主人が)DIYが好きで、実家の方で増築を手伝っていたこともあり、好きでも嫌いでもないけど「やりたい」という思いはありまして。
色々いなほさんに、ここは自分たちでしたいと相談しながら、ウッドデッキとフェンスのところとか。
ポールを打ち込むブロックはいなほさんに施工してもらったんですけど、周りの木とかは自分たちでいろいろ考えて木を買って施工しました。
庭ももっと凸凹して、石もいっぱいあり庭という感じじゃなかったんですが、ゴールデンウィークの間に頑張って・・・土も購入して整地をして、今ようやく芝生が入ってきたというところです。
来年には家の周り、ガレージなどもきれいになってくるのかなと思っています。

以前(奥様の)両親が遊びに来た際に、景色もすごくいいし、居心地がいいみたいで、どの部屋に行っても絶賛してくれてました。
特にここのベランダが父のお気に入りなんですよ。
最初は住んでいる場所を変えたいという事からの家づくりでしたが、土地探しを経て、自分たちはどう暮らしたいのか。
何を叶えたいのかが分かった上で、家を建てられたことは本当に良かったです。

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

令和4年3月14日、株式会社いなほ工務店が街づくりを行った、田能3丁目建築協定の住居が、
尼崎市のまちかどチャーミング賞を受賞致しました。

「まちかどチャーミング賞とは」、尼崎市では、うるおいのある美しいまちの実現を目指し、
市民・事業者のみなさんと協働で取組みを進めています。
まちかどチャーミング賞とは、こうした取組みの一つとして、美しいまちの景観を「つくる」、「まもる」、「そだてる」をキャッチフレーズに、都市美の形成に著しく寄与すると認められる優れた建築物等や活動団体を表彰する事業で、
今までに合計9回実施しています。今回は10回目となります。

まちかどチャーミング賞につきましては、こちらのページよりご覧ください。

今回受賞したのは第10回、尼崎市まちかどチャーミング賞の4部門のうち、まちかどスポット賞という部門となります。
尼崎市の受賞講評は、後日尼崎市のホームペ-ジにて発表されます。

授賞式は令和4年3月14日に尼崎市役所にて執り行われ、
通常受賞式にはお施主さんお一人お一人が参加可能ですがコロナ禍という事もあり、
いなほ工務店が皆様の代表として出席いたしました。

詳しい授賞理由等は、表彰式後尼崎市ホームページへアップされます。


ここからは、株式会社いなほ工務店がどの様にしてこのみどりの街を考え、どの様なみどりの街づくりを行い、どの様な建築をしたかをご説明致します。
きっかけは、里山住宅博in神戸2016でした。

そこで、本来の緑と触れあう街とはどういった物なのか?その結果がもたらすメリット、周辺環境との調和を考える様になりました。
受賞した田能建築協定の住居は、尼崎市の田能という古村の道路が狭かった場所にあります。東側には古いお寺、北側には田、その奥には農業公園があり、一般的な尼崎市のイメージとは少し違ったのどかな風景の立地でした。

今回の立地にて最大の欠点は、周辺の道路状況の悪さにありました。街づくりを行う前は、大型車等の乗り入れが不可能な状況でした。
そこで第一に、道路状況の改善を考えました。道路は2項道路と呼ばれる4メートル未満の道路で、通常中心から2mのセットバックだけ行えば、建築可能でしたが、今回建築協定により更に1mセットバックして合計3mを道路としての空地を設けました。
この事により、大型車の出入りが可能となり、救急車や消防車の出入りが可能となりました。
周辺住民の方にも大変喜ばれました。

画像のインタ-ロッキングの部分が余分に提供している部分となります。
任意での道路提供でしたが、建築協定にて協定する事により固定資産税も免除されました。
尼崎市の方々に感謝です。

最初の計画案となります。

一見するとごくごく普通の街づくりに見えますが、ここからが真骨頂です。
ある共通のル-ルを作りました。

1.境界にはブロック塀を使用しない。板塀は可。
2.コンクリ-トの駐車場を造らない。コンクリ-ト平板は可。

このふたつの事により街並みががらりと変わります。
境界にブロックを積まないというル-ルは、街の人々のコミュニティ-を作り出しました。
後でご紹介致しますが、垣根ごしの会話が街並み独特の孤独感を無くしてくれます。
夕方になると、自分の庭に隣のお子様が座っている事は毎日の様に見る光景となりました。
子育て世代の多い街となりましたので、防犯面にも役立っています。
周辺の家々の方々は皆顔見知りになっていて、知らない人を見かけるとすぐにわかります。
どの子どもが何処のお子様かも解っています。
昔の日本ではあたり前の光景となりました。

数か月前に田能に立ち寄った私は、少し驚きの光景を目にしました。
近年お子様のほとんどが、携帯や携帯ゲーム機等でしか遊ぶ光景を目にしなくなっていましたが、この田能のお子様達は私達の子供時代同様に、自転車に乗ったり、田んぼを走り回ったりして誰一人ゲーム機を持たずに遊んでいました。
子供も環境によって変わるのだとほっこりしました。
ここで、街並みの画像をご紹介します。

農業公園側です。
いつも子供達が走り回っています。

家と家の間にブロック塀がないと、広々と感じる事が可能です。
緑いっぱいの環境は四季を感じる事が可能です。
子供達が虫や緑と触れ合って育つ事は大変意義があります。

画像の中の植栽に覆われた門柱にご注目下さい。
こちらは里山住宅博in神戸においても全棟使用した、当社でもよく使用する門柱です。
つる性植物で覆われる仕組みとなっています。
画像に写っている方がこの門柱の開発者の日本を代表するランドスケ-プデザイナ-の田瀬理夫先生です。
田瀬先生は里山住宅博においても神戸、つくばともにランドスケ-プを担当されています。
田瀬先生は、自動販売機の飲料をお飲みになりません。
全国の自動販売機の電気代が無くなれば、エコだという筋金入りの方です。
当社伊丹市の「重層の甍」木の家モデルハウスでも同じ門柱を使用しています。
勿論外構は田瀬先生の設計です。

駐車場がコンクリ-トではありません。
この事は、いくつかのメリットが存在します。

近年の都心部における気温上昇の原因のひとつにコンクリ-トジャングルが上げられます。
夏場コンクリ-トは裸足で歩ける温度ではありません。
勿論人間だけではなく、犬等も同じで、夏場の日中はお散歩すら不可能です。

先に述べた様に、土や木や石を使用する事による人々への好影響(気温面や季節館感、子供の成長)もありますが、尼崎市等都心特有の環境に良いメリットが存在します。
尼崎市の下水道と雨水は合流となっています。
合流とは、トイレ排水や雑排水と雨水とが同じ管を通って処理場に行くという事です。

当然少しの大雨でも処理しきれなく状態は、安易に想像できると思います。
その時どうしているかはここでは書きませんが。
又、近年豪雨が多く、川の氾濫を良く目にします。
尼崎市も川に囲まれています。
庭等にコンクリ-トを使用しないという事は、宅地内の雨水をある程度浸透させているという事です。
環境に良いという事となります。

建物完成後、住民の皆様といなほ工務店の社員一同とで、バーベキューをした時の画像です。
一家族一品の出し物のル-ルの元、いなほ工務店はお肉を調達致しました。
一度皆で行う事により、のちに各ご家庭ごとに気兼ねなしにバーベキューを楽しむことが可能となりとても良かったです。

この田能3丁目建築協定の住居では建物にてウッドデザイン賞も受賞しております。


こちらの施工事例ページにてご覧ください。

最後にこの田能3丁目建築協定の住居の隣の敷地において昨年2軒の住宅を建築しましたのでそちらも少しご紹介します。
右か側が今回受賞した住宅で、左側が昨年注文住宅を行った木の家です。

こんにちは、暮らし方から考える家づくりを大切にしているいなほ工務店です。

家を外から見た時、欠かさず目に入る設備に窓があります。
窓は、デザインの一部を構成するだけでなく、採光や通風、外部への視界確保など様々な目的をもって設置します。
そのため、選び方も非常に重要なアイテムと言えます。

今回のコラムでは、窓の種類やデザインについてお伝えさせていただきますね。

窓の種類

窓には多種多様の開閉方法があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
部屋や使用目的によって、ふさわしいものが変わるのが特徴でもあります。

横にスライドして開く窓

窓と言えばこのタイプを思い浮かべる方がほとんどではないかと思うほど、一番見慣れた窓ではないでしょうか。
引き違いで両側から開け閉めすることができるため、とても使いやすいのが特徴です。

メリットは、
・開口幅の調整がとても簡単
・説明する必要が一切ないほど開閉方法が日常に馴染んでいる
・窓を外すことで、大型の家具や家電の搬入も可能になる
(玄関から入らないサイズ、階段を曲がれないサイズの家具や家電の場合、窓から搬入することが多々あります。)

とても使いやすい上、ほとんどの方の日常に馴染んでいるため、デメリットが無いように感じますが・・・、家づくりの現場にいると下記のようなデメリットを感じることがあります。

・常に網戸が見えている(窓の半分から見える景色は網戸越し)
・デザイン性があまりよくない
・中心に縦桟が入るため、視界やデザインの邪魔である

デメリットを上げてみると、スライド式の窓の凄いところ。
使い勝手にデメリットが上げにくいという事に気が付きます。
多くのシーンで選ばれるには理由があるなと実感するものの1つかもしれません。


上下にスライドして開く窓

洋画を見ているとよく出てくるタイプの窓が、上下スライドするタイプです。
このタイプの窓は、上下2枚のうち、下側だけが動くものがほとんどですが、上下どちらも動くタイプもあります。
下側だけ動くものをシングルハング窓、上下どちらも動くものをダブルハング窓と言います。

メリットは、
・防犯に優れている
・デザイン性に優れており見栄えが良い
・風の流れが良い
・気密性が高い

メリットにあげている防犯性に優れているという点ですが、これは単純に窓の仕様が理由です。
上下スライド窓は単純に開けにくい上、デザインの特徴である縦長で横幅が狭いため、そもそも人が侵入しづらいのです。

逆にデメリットとして、
・他の種類の窓と比べて値が張る
・カーテンが選びにくく種類が少ない
・錆びると開きにくい
・掃除がしづらい
という点があります。

上下スライドの窓は、名前の通り窓が上下に開くため、普通の横開きのカーテンでは対応ができません。
そのためブラインドやロールスクリーンを設置する必要があるのですが、こちらもカーテンほど開閉が楽ではないので、面倒に感じる方も多々いらっしゃいます。


折りたたんで開く窓

複数の連なった窓を折りたたむ形で開けるタイプの窓です。
折りたたんで開く窓のメリットは、上記写真をご覧いただいても一目瞭然。ずばり解放感です。
他のタイプの窓と全く違う点として、縦桟が無いだけでなく、開口部を全開させることができます。
窓を全開することで室内と屋外の繋がりも生まれやすく、内と外の床の段差をなくすことで、リビングと一体化したテラスを作ることも。

デメリットは・・・
・折りたたんだ窓がかさばる
・開閉時に窓の前の物が邪魔になる(前に物があると開けられない)
という点が挙げられます。

開口部が広い窓ほど、折りたたんだ窓の厚みはましますし、開け閉めする際に必要となるスペースのことを考えて家具の配置や、人の通りやすさを事前に考えておく必要があります。


滑り出しタイプの窓

ハンドルのロックを解除し、外側に押し出すタイプの窓です。
縦方向を回転軸に、室外側へ滑り出しながら開く窓を「たてすべり出し窓」。
横方向を回転軸に、室外側へ滑り出しながら開く窓を「すべり出し窓」と言います。
横すべり出し窓じゃないの?と思いませんでしたか?なぜ横タイプには、「横」という言葉がついていないのか不思議ですが、YKKさんの名称なので先にできたのが横方向で、後でできたのが縦方向なのかな?と勝手に思っています。

このタイプの窓のメリットは、
・パッキンが働くため非常に気密性が高い
・サイズが豊富にあり、選択肢が多い
・網戸が格納されており、視界の邪魔にならない
・全開するだけでなく、半開も設定可能。ロック機能も付いているので、半開でロックしておけば安全性が増す。

デメリットは、折れ窓同様。
外側に開くため、開く先に物があると開くことができないという点があります。
樹木やフェンス、カーポートの足柱等や、ちょっとした物でも。
開く先に置いておくと、窓を開けることができないので設置する際も、使用する際も注意が必要です。


FIXタイプの窓

今は「FIX窓」と呼ばれている、「はめ殺し」タイプの窓です。
余計な装飾が一切なく、視界を邪魔するものが何もありません。
装飾が一切ないという点からもデザイン性が非常に高く、オシャレな空間に最適ともいえるスタイリッシュなデザインが特徴です。
お家の外観・内観共に印象的なアクセントととして、取り入れる方も多くいらっしゃいます。
開閉できないため気密性も高く、閉め忘れる事が無いため防犯性にも優れています。

しかし逆に、室内からは掃除が出来なかったり・・・。
大きな一枚ガラスに傷が入った、割れてしまったという場合、コストが高くつくというデメリットがあります。

その他にも、窓の種類は様々あり、小さい窓や家から外へ突き出した窓「出窓」や、高所につける窓「天窓」等々、多々あります。
そして、お家の印象や空間の心地よさを更に高めるため、デザインを大切に選ばれている窓もあります。
ここからは、更に弊社の施工事例を元にちょっと変わった窓をご紹介させていただきますね。

窓の施工例

船舶窓

船に使用される船舶窓を、家に入ってすぐの玄関に並べて配置しています。
船舶窓は、開けている時と閉めている時の雰囲気の違いも楽しめるのが特徴で、変わった窓の形として最近特に人気があります。

船に使用されている船舶窓は、現在アルミ製がほとんどですが、インテリアとして取り入れることが人気になった昨今。
真鍮製などアンティークな雰囲気を持ったものも多く製造されるようになっています。
色味やデザインも雰囲気ごとに選べるのが船舶窓の良いところです。

全開口窓

一番大きな開口部、窓があるの?と思われるかもしれませんが、こちらの写真の一番大きな開口部に窓は写っていません。
理由は、開けても閉めても外とつながる、1枚障子のスライドスタイルが特徴の窓を設置しているからです。
1枚ガラスの大開口スライディング窓を、視界を遮らないフレームインデザインで設計されており、開けても・閉めても、外とつながる特別な心地よさを満喫できるようになっています。
あけた窓は、大開口部の横。
壁に仕舞われているので、まるで無いように錯覚するほどの解放感が得られます。

同じサイズの窓を均一に並べる

フローリングも天井も壁も設備も、全てが真っ白な空間を目指したこちらのお家。
縦長の窓を均一に並べることで、よりデザイン性が高くスッキリとした空間に仕上がっています。
こちらの窓は、デザイン性だけでなく、隣家や外部からの視線を気にせず光や風を取り込むことができます。

まとめ

窓は、お家の中と外。両方のデザインを非常に左右するものであるにもかかわらず、「常に人が使用するもの」であるという、家づくりの際に絶対に忘れてはいけない点があります。
屋根や壁のように、完成したらあまり人は触らないものであれば、性能とデザインで選べばいいのかもしれませんが・・・窓はそういうわけにいきません。

例えば、お年寄りや小さなお子さんがいらっしゃる家庭では、デザインだけでなく、開閉の容易さや使い勝手の良さ、例えばあまり力を入れなくても開閉可能といった点を考えて選ぶ必要もありますし。
何より開閉時や開いている際の安全性も重要です。

窓選びには、「性能」「デザイン」「使い勝手」「視界」「採光」「通風」「価格」「素材」などをしっかり計算して、適材適所に設置するのが大切です。
上記の並びを見ると、うんざりするほど難しそうですが、大切なのは「心地よく暮らせる家」にすることです。
各窓のタイプごとにメリットデメリットをご紹介させていただいたように、どんなものにでも、絶対にメリットとデメリットは存在します。
メリットしか無いものなんて、無いんじゃないかな?というほど、両方あるものだという事を忘れずに、「どんな暮らしがしたいのか」この点を大切に、家を建てようと思う会社にしっかり伝えることで、窓選びの答えは見えてきます。

ぜひ、自分たちはどんな土地に家を建て、どんな暮らしをするのか。
窓も使うものだという事を忘れずに、家づくりの際にはイメージしてみてくださいね。

だって、開いた時に解放感いっぱいの窓を隣家との境や、車が次々行き交う道路沿いに設置してもあまり意味がありませんからね・・・。

ちなみに、今回のコラムでは窓の形状。デザインや開閉方法のみご紹介させていただきましたが、窓は素材でも性能が大きく変わるという点もあります。
素材によってはイメージも大きく変わるので、こちらはまたの機会にご紹介させていただきます。

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

お客様の「好き」を形にする家づくりを行っている、いなほ工務店です。
「好き」と言葉にするのは簡単ですが、いったい何が好きなのか、何に重きを置きたいのか。
家づくりとなると、家族で暮らす場所であるだけにいくつものの「好き」が重複する場合もあります。
そんな時に考えてほしいのは、「好き」の中にある価値観とライフスタイル、そして自分たちの体です。

体?と思われるかもしれませんが、これからシーズンに突入する花粉症もその1つです。

お日様のもとで干した洗濯物の匂いが大好き・・・せっかく家を建てるなら、庭を造ってテラスを作って、べランダで洗濯物を干したい。
でも、花粉症で悩んでいる・・・という方。

花粉症がきつい方は、一年の半分は外に洗濯物が干せないとお聞きします。(弊社にも春と秋両方で苦しんでいるスタッフがいます)
今日では、花粉症だけでなく黄砂やPM2.5など様々な要因で外に干せない時期も多く、梅雨やゲリラ豪雨など、上げだしたら切りがないほどです。

今回は、そんな洗濯事情にも悩まずに済む、「好き」と「ライフスタイル」と「体」のことを考えた室内干しについて、施工事例やモデルハウスを元にお伝えいたします。

室内干しの方法

室内干しと一言で言っても、様々な方法があります。

1.折り畳み式の物干しを使用する
2.お風呂場に干す
3.吹き抜けなどに設置済みの物干しに干す
4.ランドリールームに干す

パッと思いつくだけでも、4通りあるので簡単にご紹介させていただきますね。

折り畳み式の物干

Googleなどで「室内干し」と検索してもらうと大量に出てくる商品のことになります。
好きな場所に自由に置くだけなので非常に便利な商品です。

大型の商品では難しいですが小さ目の物なら、花粉症の季節の室内干しの場合太陽の光を追っかけて場所の移動も簡単にできるという利点があります。

ただ・・・家づくりとあまり関係がないので商品のご案内については割愛させていただきますね。

お風呂場に干す

カワックなどの浴室乾燥機を取り付けることで、浴室で衣類乾燥を行う形です。
「通常の室内干しでは、何となく匂いがつきそうで嫌だ。でも、乾燥機を設置するほどでもない・・・」という方が選ばれている方法です。
締め切った浴室で乾燥機を動かすことで、温風をまんべんなく衣類に当て洗濯物を乾かします。
匂いがつく心配も花粉がつく心配もなく、安心して洗濯物が干せるというメリットがあります。

お風呂場であれば、あまり目につかないというのも、選ばれるポイントの1つではないでしょうか。

吹き抜けや廊下・空きスペースに設置済みの物干し

暖かい空気が上へと昇ることを有効活用した、高い位置へと取り付ける物干しです。
今はとってもカッコいいものや、オシャレな物。
取り外しが簡単なものも多く、違和感なく設置できることで人気の室内干し方法となっています。

ワンタッチ着脱式

天井の取り付け部分が非常に薄いワンタッチ着脱式の物干しです。
使用しない時はポールを外しておくことが可能で、天井の取り付け部が1cm強という薄さが人気です。

昇降型物干し

天井取り付け型昇降式物干しは、竿付きなのが非常に人気のポイントです。
竿ごと昇降してくれるので、竿を設置する手間なども一切ありません。

ワイヤー内蔵型物干し

一見すると、何なのかほとんど分からない、白い四角いボックス型物干しです。
壁についている四角いボックスの丸い突起部分にワイヤーが内蔵されており、反対側に設置しているフック型プレートに引っ掛けることで、洗濯物が干せるようになります。
とても人気な商品ですが、小さすぎて写真ではあまり写らないのが弊社としては難点ですね・・・。
上記写真では、少し拡大させていただいたものがワイヤーを内蔵している本体になります。

ワイヤー型を除いた上2枚の写真は、分かりやすくするために物干しの形になっている状態の写真ですが、ポールを外したり、天井にしまう事で一見するだけでは、物干しとは思わないデザインです。
特に昇降型や壁付け型は、室内干しを行わない際に、竿やポールをしまっておく必要が無いのが、更に素敵なポイントだと思います。

ちょっと伸ばすだけで使用できる、室内物干し。
室内物干しのためにわざわざスペースをとるのは難しいという場合に、とてもお勧めの設置方法になります。

ランドリールームに干す

少し前はサンルームとして、別の場所に用意されていた室内干しの場所を、ランドリールームと併用する方法です。
弊社のモデルハウス「無垢の木の家 重層の甍」でも多くの方が目にとめられます。

洗面所の設置方法でも以前お伝えしました、洗面所とお風呂場を扉一枚で遮る形です。
脱衣所を少し広めにとり、洗濯機置き場や水回りの物を全て収納できるようにした、家族だけが使用するスペースを設けることで、人の目や時間を気にすることなく室内干しができるメリットがあります。

特に、このようなスペースから庭やベランダ、テラスへ出られるようにしておくと、外に干せる日は外へ。
無理な日は室内でという選択がとても容易になるのがポイントです。

晴れでも雨でも、花粉がひどくても。
外と内、干す場所がほとんど変わらないので、濡れた洗濯物をもって移動するという重労働からも解放されますよ。

まとめ

基本的に土地代の高い阪神間では、余裕を持ったプランを考えるのは難しいことが多々あります。
今回のコラムでは体の反応である花粉症をテーマにお伝えさせていただきましたが、本当に体のことを考えた時、とても大切なのは家事労働の軽減ではないかと思います。
現代社会では共働きの世帯が非常に多く、家事が負担になることが多いことからも、事前にどうすれば少しでも楽に暮らせるのか。

動線を楽に考えるのはもちろん、時間を気にせず洗濯物が干せる。
帰宅が遅くなっても、天気が悪くなっても洗濯物の取り込みを気にしなくてもよい。
何なら、干しているところから、家族がそのまま外して着たって良い。

余裕を持ったスペースがとれない場合、取れないなりにどうすれば一番負担を減らせるのか。
取れる場合はより使いやすくできるようにプランを考えることが、弊社の建てたい「好き」を大切にする家づくりです。

人が無理をするのではなく、大切に建てた「家」が家族の暮らしやすいを支える、そんなプランが最高だなと室内物干し1つとっても思います。

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

こんにちは、阪神間で高断熱高気密住宅を建てているいなほ工務店です。

今回のコラムでは、阪神間を始めとした利便性の良い地域にとても多い、防火地域・準防火地域についてお伝えいたします。

1:防火地域ってなに?

以前北摂地域についてのコラムでもお伝えいたしましたが、都市には都市計画というものがあります。
将来の都市の姿を想定し、そのために必要な規制や整備を行うことで、都市を正しく発展させる手段です。
そんな都市計画の中でも非常に重要な役目が、「都市を火災から守ること」であり、都市計画法第9条21項にも、「防火地域または準防火地域は、市街地における火災の危険を防除するため定める地域とする」とあります。

「火災を絶対に起こさないから大丈夫!!」という考えの元、安全に暮らせる都市をつくるのは誰が考えても無理がありますよね。
そのため、万が一火災が発生したとしても、燃え広がりにくく被害を最小限に抑えられる都市を作るのはとても大切な事であり、そのための規制が防火地域・準防火地域として定められているのです。

2:防火地域が指定されるのはどんな地域?

防火地域が指定される場所は2つ、1つは建築物の密集度が高い地域
もう一つは、緊急車両が通る幹線道路沿いです。

阪神間神戸市の防火地域|三宮駅前

建築物の密集度が高い地域について

建築物が密集している地域で、火災が起きるとどうすることもできません。
あっという間に燃え広がってしまいます。
それを防ぐため、都市の中心部で商業施設が立ち並んでいる地域。人通りや交通量が多い市街地の一定範囲が防火地域に指定されます。

緊急車両が通る幹線道路

消防車や救急車などの緊急車両が通る幹線道路沿いも防火地域に指定されます。
理由はとても分かりやすく、火災が起きて建物が倒れたり、道がふさがれてしまうと消火活動が遅くなるどころか、消防車が駆けつけることが困難になるからです。
そしてその間に火災は更に広がってしまいます。
それを防ぐため、幹線道路沿いも防火地域に指定されます。

防火地域は特に火災の被害が起きやすく、火災の発生を防ぐために予防する必要がある地域に指定されるため、基本的に木造建築物が建てられません

一番制限が厳しい防火地域を囲むように指定されているのが、準防火地域です。

準防火地域は、防火地域よりも範囲が大きくなるので、利便性の良い場所で家を建てようと考えた場合、指定されているエリアであることも多くあります。

住みたいエリアが、防火地域かどうか調べる方法は?

防火地域・準防火地域で家を建てるには様々な規制があるため、住みたいエリアがどうなっているのかしっかり把握しておく必要があります。
特に、阪神間や北摂地域は防火地域・準防火地域に指定されている範囲も広いので、事前に知っておくことが、理想の家づくりには重要です。

防火地域・準防火地域かどうか調べる方法は、GoogleやYahooの検索システムで、「○○市(住みたいエリア) 防火地域」と検索してください。

例えば、「西宮市 防火地域」と検索した場合、「都市計画情報(用途地域など)の閲覧、印刷はこちらです!!!」や「用途地域による制限|西宮市ホームページ」という結果などが表示されます。

少し分かりにくいですが、先にも記載した通り防火地域・準防火地域は「都市計画」の1つです。
都市計画情報にしっかり記載されているので、とても分かりにくいですが、調べてみてくださいね。

調べる際の注意とし、各市町村ごとに掲載方法が大きく違います。
芦屋市は、防火地域・準防火地域と表示されず、「建築基準法第22条の指定区域」というタイトルで表示されているほどです。

下記に阪神間の各市の防火地域・準防火地域が掲載されているページを上げさせていただきましたので、参考にしてください。

西宮市は、リンク先ページに表示されている「防火・準防火地域」のタブをクリックしてください。
神戸市は、リンク先ページに表示されている「同意する」ボタンのクリックを行っていただくと、詳細なエリアを入力したり地図から調べたいエリアを選ぶことができるようになります。

防火地域だったらどうなるの?

防火地域内の建物は、原則耐火建築物にする必要があります。
(延床面積100㎡以下の小規模なものを除く)

1階・2階(地階※を含む)3階以上(地階を含む)
延べ面積100㎡超耐火建築物耐火建築物
延べ面積100㎡以下耐火建築物または準耐火建築物耐火建築物

※地階とは建築基準法により、床が地盤面より下にある階で、床面から地盤面までの高さが、その階の天井の高さの1/3以上のものと定められています。
例えば、2.4mの天井高がある空間では、床が地盤面より80cm以上低い位置にあれば「地階」になります。

耐火建築物ってどんな建物?

火災が発生した場合も、周囲に燃え広がらず、建物が倒壊してしまうほどの変形や損傷が起こらない建築物を、耐火建築物といいます。

分かりやすく言うと、鉄筋コンクリート造りの建物や、火災の熱から建物を守るため、耐火や断熱性の高い材料で覆った鉄骨造りの建物です。

上記のような既定の耐火性能を有したものを耐火構造と言います。

耐火建築物が延焼を防ぐための策として非常に重要なのが、外壁の開口部です。
建物の中でも特に延焼の恐れが高い部分である玄関ドアや窓・換気扇など外壁の開口部には、防火扉ら網入りのガラスを設置することで、燃え広がりを防いだり燃え移るまでの時間を稼ぐことができるからです。

延焼を遮断・防止できる扉や窓を防火戸と呼び、耐火建築物の玄関ドアや窓は、防火戸であることが義務付けられています。

準耐火建築物ってどんな建物?

主要構造部を耐火建築物の構造に準じた耐火性能にした建物のことを、準耐火建築物と言います。

分かりやすく言うと、耐火建築物では建てられなかった木造建築物も、主要構造部を、耐火や断熱性の高い材料で覆った建物のことです。
(もちろん、鉄筋コンクリート造りや鉄骨造りも大丈夫ですが、こちらは耐火建築物として大丈夫なので、割愛させていただきます)

木造のように、耐火構造以外の構造で、耐火構造に準ずる既定の耐火性能を有するものを準耐火構造と言います。

準耐火建築物も、耐火建築物と同じく、延焼の恐れがある外壁の開口部には防火戸を設置する必要があります。

準防火地地域の建物は?

準防火地域も防火地域と同じく、火災の危険を防ぐために建築制限が設けられていますが、建物に対する規制は防火地域よりも緩やかになっています。
弊社は住宅を建てている工務店なので、住宅のことだけを説明させていただきますが、準防火地域は建物の延べ床面積と階数で条件が変わり、ポイントは下記の3つです。

1:3階建てで延べ床面積1500㎡以下の建築物であれば耐火建築物である必要はない。
2:3階建てで延べ床面積1500㎡以下の場合は準耐火建築物である必要がある。
3:3階建てで延べ床面積500㎡以下の場合は「3階建て建築物の技術的基準に適合する建築物」である必要があります。

1500㎡というとかなりの規模であり、普通の住宅では考えにくい広さですよね。
そのため、今回のコラムでは3のポイント500㎡以下の場合をご案内させていただきますが、3階建て建築物の技術的基準に適合する建築物とは、外壁や軒裏を防火構造にして、屋根を不燃材でふき、外壁の開口部に防火設備を設けた建物のことを言います。
木の柱や梁は一定以上の太さにするか、石膏ボードなどで覆う必要もあります。

準防火地域に指定されていない地域と比較すると、守るべき基準は多くなりますが、基準を満たせば木造の3階建て住宅も建てられるのが準防火地域の特徴です。
ただし・・・ポイントは全て3階建てと書いていますが、住宅の中でも一番多く建てられているであろう木造2階建てや平屋建てでも、準防火地域に建てる場合は、延焼のおそれがある外壁の開口部や外壁や軒裏を防火構造にする必要があるので注意してくださいね。

まとめ

防火地域や準防火地域。耐火建築物に準耐火建築物。耐火構造に準耐火構造など・・・とても似たような言葉が並び続ける、防火地域/準防火地域ですが、よくいただく質問があります。

それは・・・防火地域・準防火地域で家を建てる場合、費用は高くなりますか?という内容です。
確かに、防火地域・準防火地域では、燃えにくい材料で建てなければならないため建築費は高くなる傾向があります。
そして、窓一つとっても、防火地域・準防火地域以外なら好きに選べる窓やサッシにも規制があるため、防火戸の中から選ぶ必要もあります。

以前のコラムで、阪神間における土地探しの方法や、暮らしたいエリアを探す方法をお伝えしましたが、合わせてもう1つ。
暮らしたいエリアが何となく決まったら、次は都市計画に目を止めてくださいね。

都市計画は非常にややこしく(掲載されているページ1つ探すだけでもややこしいと思います。)、内容が入り組んでいるため購入してからでは、思い描く暮らしができないエリアである場合も往々にしてあります。
特に、阪神間や北摂エリアには、防火地域や土地の広さ、植木の量など様々な都市計画が設定されている地域が多くあります。
「好き」を叶え、ライフスタイルにあった家を建てる為にも、家づくりのプロにぜひ事前に相談してください。

暮らしたいエリアが見つかった後は、そのエリアで建てるにはどの会社が良いか・・・いくつかピックアップして「こんな家を建てたい場合、この地域で建てられますか?」と相談してみるのがおススメですよ。

阪神間で、高断熱住宅やZEHを建てているいなほ工務店です。

この間の水曜日(2022年1月19日)は、会社の定休日だったので自宅でゆっくりと過ごしました。
コロナ禍になってから、やはり外出は最小限。できる限り控えるようになりました。
そんな生活様式の変化の中で分かりやすく変わったのは、以前はほとんど見ることの無かったテレビをつけるようになったことです。

何の気なしにつけていたテレビから、堂島に新しくできるタワーマンションの話題が流れてきました。
見学用に作られているお部屋の価格は8億円!
更に高い部屋もあり、そこは11億円!!!ですでに完売しているそうです・・・。
あまりの価格に、頭の中に?が浮かぶばかりでしたが、驚いたのは価格と共に性能を簡単に説明するときの言葉でした。
「全戸ZEHだから、冷房も暖房もいらない」と番組で紹介されていたのです。

「全戸ZEHだから、冷房費も暖房費も実質0に近くなる」というのならまだ分かるのですが、冷房も暖房もいらないというのは違うよなーと思いながら話を聞いていました。
ということで、今回はZEHについて、ZEHとはどういう家を言うのか。
ZEHを建てるとどんなメリットがあるのか等、お伝えしたいと思います。

そもそもZEHとは?

まず、ZEHはゼッチと読みます。
少し前までは、ゼロエネルギー住宅とも呼ばれていた省エネ住宅のことで、政府目標として2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建て住宅の半数以上、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指すと掲げています。
経済産業省は、その目標の達成に向け、課題や対応策をまとめた「ZEHロードマップ」を策定しており、対応した取り組みを行っています。
ZEHの補助金もその1つです。

ZEH実現・普及に向けたロードマップ

ZEH(ゼッチ)とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」を略した言葉です。
「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」を分かりやすく言うと「使うエネルギー≦創るエネルギー」になる住宅を指します。
正式には設計一次エネルギーの消費量と創るエネルギー量の収支をゼロ以下にする住宅なのですが、ややこしいですよね。
ややこしくては意味がないので、ZEHは、以前ゼロエネルギー住宅と呼ばれていたように、再生可能エネルギー(太陽光発電)を住宅に導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅だと覚えてください。

ちなみに、
Zは、ゼロ。
Eは、エネルギー。
Hは、ハウスを指しています。
そのため、ZEH住宅とは言わず、ZEHが正しい表記になりますが、分かりやすくお伝えするために、ZEH住宅と使われている場面もあります。

※一次エネルギーとは、自然界から得られた変換加工しないエネルギーのこと。
石油や石炭、天然ガス、ウランのような採掘資源から太陽光、水力、風力といった再生可能エネルギー、さらには薪や木炭など様々な種類がある。

※再生可能エネルギーとは、石油や石炭、天然ガスといった有限な資源である化石エネルギーとは違い、太陽光や風力、地熱といった地球資源の一部。
自然界に常に存在するエネルギーのことを指します。大きな特徴として、「枯渇しない」「どこにでも存在する」「CO2を排出しない(増加させない)」が挙げられます。

ZEHの特徴

ZEHのイメージ図(減らすがない)

上記の画像は、ZEHに関して調べられたことがある方は何度も目にされているかもしれません。
ZEHの素材画像として製作され、会員登録することで無料で使用することができるものです。

この画像では、使う状況と、ZEHがどうやって消費エネルギー0になっているのか、とても分かりやすくなっています。
ですが、実際ZEHを建てている側として非常に気になる点があります。
それは、減らすという部分が無いことです。

確かに、発電量の大きな太陽光を設置すれば、計算上消費エネルギーを0にすることは可能です。
しかし、そもそもの消費エネルギーを減らさなくては意味がないのではないでしょうか。

そのために重要なのが、断熱であり、ZEHとして認めら補助金を受けるためにも、定められている細かな要件である3つのポイントも「断熱」「省エネ」「創エネ」です。

1:断熱

ZEHとして認定されるためにも、快適に暮らせる家にするためにも、暑さ寒さに影響されにくく燃費を抑える為に住宅の断熱性能を高めることが必要不可欠です。
Q1住宅を始めとした高断熱住宅は、非常に優れた断熱性能を持つため、冷暖房に使うエネルギーを根本から減らすことが可能です。

2:省エネ

ZEHには、HEMS(ヘムス)という、住宅内の消費エネルギーと太陽光発電等で創るエネルギーを確認できるシステムの導入が義務付けられています。
それだけではなく、省エネタイプのエアコンや、少ないエネルギーでお湯を沸かせる高効率な給湯システム、消費電力の少ないLED照明などの導入も必要です。

●創エネ

ZEHでは太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーシステムを備えることが求められます。
この「創エネ」で創り出すエネルギー量が、消費するエネルギー量を上回るようにすることでZEHとして認められます。

現在「創エネ」の主流である太陽光発電には、処理方法を始め、生産国が限られているなど問題も多々あるのが実情です。
だからこそ、「創エネ」といえども、幾らでも発電パネルを積めばいいという考え方ではなく、極限まで消費エネルギーを削減した上での「創エネ」を心がける必要があるのです。

数値が合えば良いというのは大きな間違いであり、この部分は作る側。
家を建てるものの責任だと考えています。

ZEHの良いところ

ZEHだけでなく、高断熱住宅はもともと住宅内の温度差を限りなく小さくできるため、ヒートショックを始めとした健康リスクを低減することが知られています。
少しのエネルギーで、効率用冷暖房できるので、夏の厳しい暑さ、冬の急激な寒さを我慢する必要が無く、快適に過ごせます。
太陽光発電があれば、上記の使用エネルギーを自宅で賄えるだけでなく、停電時でも電気が使えるという大きなメリットもあります。

光熱費を抑えることはもちろん、安心で快適な暮らしが可能になる家の1つが、ZEHです。
決して、ZEHであれば、冷暖房はいらないというわけではないので、ご注意くださいね。

ZEHで利用できる補助金制度

2022年度もZEHに対する補助金が出る予定であることが2021年8月に環境省から発表されました。
「地域脱炭素ロードマップの実践」として、減額される様子もありますが・・・住宅に関しても重点対策が実施され補助金が出る予定です。
(※出典:令和4年度環境省重点施策集 令和3年8月)

戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業
(経済産業省・国土交通省連携事業)令和4年度 要求額:6,550億円
戸建住宅の高断熱化による省エネ・省CO2化に補助金が出ます。戸建住宅の新築は「ZEHまたはZEH+」で、リフォームの場合は「断熱リフォーム」で補助金が出ます。

1.事業目的

① エネルギーの自給自足により災害にも強く、ヒートショック対策にもなるZEH (ゼッチ)の更なる普及、高断熱化の推進。ZEH補助金
② 現行の省エネ基準に適合しない既存住宅の断熱性能向上による省CO2化。
③ 2030年までに新築住宅の平均でZEHを実現。
2030年度の家庭部門からのCO2排出量約7割削減(2013年度比)に貢献。
④ 2050年のカーボンニュートラル達成に向けて脱炭素社会の推進。

2. 事業内容

① 戸建住宅(注文・建売)ZEHの新築・改修:定補助:55万円/戸
② ZEH+に対する定額補助:100万円/戸
③ ①、②に系統連系対応型蓄電池を設置、低炭素化に資する素材(CLT等)を一定量以上使用、又は先進的再エネ熱利用技術を活用する場合に補助。 ※蓄電池2万円/kWh(上限額20 万円/台)等 ④既存戸建住宅の断熱リフォーム:1/3補助(上限120万円/戸)。 ※蓄電池、電気ヒートポンプ式給湯機は別途補助

※出典:環境省ホームページ 令和4年度環境省重点施策集)

以上は、環境省が令和3年8月に予算概算要求として公表した情報のためめ、今後変更があるかもしれません。
詳細については令和4年度の予算の成立後になりますが、引き続き利用できると考えて良いのではないかと思います。

補助金を受ける際の注意点

ZEHを建てる際には補助金をもらうことができますが、注意しなくてはいけない点がいくつかあります。

1つ目が、登録されたZEHビルダー(ハウスメーカーや工務店など)/ZEHプランナー(建築事務所など)で建てることです。
登録ビルダーで建てない限りは、ZEHを建てたとしても補助金の対象にはならないので、気になるハウスメーカや工務店がありましたら登録ビルダーかご確認ください。

2つ目は、補助金制度にはいくつか段階があるという事です。
以前も、2021年度の補助金でお伝えしたのが下記の内容です。

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)補助金対象者条件

補助金の受け取り方法

地域型住宅グリーン化事業補助金を増やす方法

申請についての注意点

3つ目は、先着順であり、予算に達した場合は期限内であっても終了してしまうという点です。

脱炭素社会と叫ばれる昨今。
ZEHを建てよう、購入しようという方は年々増加しています。
ZEHにして、補助金を利用したいと考えている方は早めに行動されることをお勧めいたします。

まとめ

ZEHについて、「光熱費がタダになるんですよね?」というご質問を何度か頂戴しております。
これは大きな誤解でして、ゼロ以下になるのは「エネルギー」であり「お金」ではありません。
「使うエネルギー≦創るエネルギー」です。

そのため、契約している電気の種類。ガス会社や料金プランによっても光熱費は変わりますし、テレビや電子レンジなどを始めとした家電による消費量によっても変わるので、ご注意ください。

但し・・・使う分のいくらかは自宅で賄えるため、光熱費も大きく削減できるのは事実です。
ZEHが気になる。でも補助金のシステムとか種類とか、ややこしくって分かりにくい等ございましたら、いつでもお気軽にご相談くださいね。

初冬の候、ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。
また、平素は格別なるご高配を賜り厚く御礼申しあげます。
誠に勝手ながら、年末年始の業務を下記のとおりとさせていただきます。
大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

12月30日(木)~1月5日(水)まで お休みとさせて頂きます。

※ 休業期間中はモデルハウスのご案内もお休みさせていただきます。
※ 休業期間中にお問い合わせいただきました内容に関する返答は、業務開始6日(木)以降に順次対応させていただきます。
※ 休業期間中にいただきました資料請求は、業務開始6日(木)以降に発送させていただきます。

見学・体感
 実際のお家を体感しよう!
モデルハウス見学!
資料請求
 いなほ工務店のカタログ
無料プレゼント!

ご希望日に、無料相談会開催中!

家づくりをはじめたいと思ったら、お気軽にお問い合わせください!

「とりあえず資料が欲しい」「モデルハウスを見てみたい」
「実際の現場が気になる」・・・等

資料請求・無料相談のご案内はこちら

私たちの仕事は、お客様が安全で安心してできるのは当然とし、好きなものに囲まれて快適に暮らせる住まいをつくることです。
お客様が住み始めた後も、生涯ここで暮らしたいと思える家を建てる。
そんな当たり前のことを丁寧にご提供しています。

Copyright ©2020 いなほ工務店 All rights reserved.