2026年1月開催 村篤設計塾in鹿児島編レポート
2026/03/22 | 家づくりのこと TOPICSこんにちは、木が大好きないなほ工務店です。
今回は1月に行われた「村篤設計塾in鹿児島」の様子をお届けいたします。

鹿児島霧島アートの森にて
建築家・村松篤氏が主宰する「村篤設計塾」では、村松氏の指導の下、住宅設計の作法を学びます。
当設計塾は全国から参加するメンバーの地元を訪ねて開催されており、講義、名建築の見学、ホストを務める住宅会社・工務店のお仕事や実例を見る機会が設けられています。
今回は鹿児島での開催となり、尾堂産業さんにホストを務めていただきました。
イベント概要
日程:2026年1月28日(水)~1月30日(金)
見学場所:鹿児島霧島アートの森/霧島国際音楽ホール みやまコンセール/鹿児島カテドラル・ザビエル記念聖堂/鹿児島市中央公民館/知覧武家屋敷庭園/尾堂産業 新伊集院モデルハウス
《1日目》
3日間にわたり開催されました当設計塾の1日目は、参加メンバーによる設計課題のプラン発表と講評が行われました。
現地参加が難しかった方々はzoomでの参加となりました。

設計課題発表&講評の様子
《2日目》
2日目は、午前に「鹿児島霧島アートの森」と「霧島国際音楽ホール みやまコンセール」の2か所を見学しました。
鹿児島霧島アートの森は、広大な丘に点在する様々なアートを楽しむことができる野外美術館です。
<鹿児島霧島アートの森についてはこちら>
霧島アートの森 | 霧島アートの森は鹿児島県湧水町にある現代彫刻を展示した野外美術館。草間彌生、ダニ・カラバン、アントニー・ゴームリー、チェ・ジョンファ、若林奮、ジョナサン・ボロフスキーなどの作品を紹介。
霧島アートの森のゲート的機能を持つアートホールには、展示室やカフェスペースがあります。建物の形はシンプルな長方形でありながら、自然に囲まれた中で輝くシルバーの外観はとてもインパクトがありました。

広場から見たアートホール
受付から野外展示の広場にはアートホールの中心部分を抜けていきます。
そこには、草間彌生さんの作品<赤い靴>が展示されていました。

ガラスで仕切られた空間には自然光が差し込み、抜け感のある気持ちの良い場所で作品をより一層際立たせているように感じました
2階の展示室からカフェスペースへとつながる階段からは広場にあるアート作品たちが見えました。

次に、霧島国際音楽ホール みやまコンセールへ向かいます。
みやまコンセールは、鹿児島県の「霧島国際芸術の森」構想の中核施設として建設されました。770席の主ホールをはじめ、約200人収容可能な小ホール、リハーサル室、練習室などがあり、発表会や講習会として利用されています。

主ホールは見学することができませんでしたが、小ホールとリハーサル室を見学させていただきました。
リハーサル室は部屋の中央にピアノが1台置かれたシンプルな空間でありながら、まるで会場のような雰囲気を感じる魅力的な空間でした。
エントランスから主ホールへと向かうアプローチはガラス張りとなっており、外の景色を眺めることができます。

アプローチ部分(写真右が主ホール・写真奥には喫茶コーナー)
アプローチを進み奥まで行くと、喫茶コーナーが。
山々に囲まれ自然を感じながら過ごすことができます。

喫茶コーナー

午後からは、設計課題の敷地と尾堂産業さんのモデルハウスを見学。その後「鹿児島カテドラル・ザビエル記念聖堂」と「鹿児島市中央公民館」を見学し、村松氏による講義が行われました。
今回の設計課題となった敷地には実際に尾堂産業さんが設計された平屋の住宅が建築中でしたが、建物の中も見学させていただき有意義な時間となりました。


次に、尾堂産業さんのモデルハウスを見学させていただきました。
床、天井や壁等、あらゆる部分に木が使用されており、とても温かく落ち着いた空間でした。他にも漆喰や土壁等の調湿効果の高い自然素材が多く使用され、夏場の湿度が高い鹿児島の気候に合わせた工夫がありました。

1階LDK
2階は勾配天井となっており、1階とはまた違った印象でした。吹き抜け部分には格子状の床があり1階と2階を緩やかにつながる設計となっていました。

2階

吹き抜け

造り付けデスク
モデルハウス見学後は、鹿児島カテドラル・ザビエル記念聖堂と鹿児島市中央公民館を見学。
記念聖堂は、室内に広がるステンドグラスのカラフルな光がとても印象的でした。


鹿児島市中央公民館は普段見ることができない舞台袖や屋上を見学させていただきました。

外観

ホール

屋上
見学後、公民館にて村松氏の講義が行われました。
《3日目》
3日目は、「知覧武家屋敷庭園」を見学しました。

知覧武家屋敷庭園群のメインストリートである本馬場通りは石垣と生垣が連なり、その優れた景観から国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
通りを散策すると、屋敷の門構えや石垣の造りの違いなどから武士の階級や暮らしの様子が見え、歴史を感じることができます。

7つある庭園のうち六庭は枯山水式庭園、森重堅氏庭園のみが池泉式庭園となっており、枯山水式庭園の中には借景に母ヶ岳が使われていたり、亀や鶴を石で表現した庭園があったりとそれぞれに異なった魅力がありました。

奥に母が岳が見える

石で亀と鶴を表現
唯一の池泉式庭園である森重堅氏庭園は、他の庭園にはない水面の反射や揺らぎといった水の流れから自然を感じることができ、風情ある魅力的な庭園でした。
まとめ
今回のコラムでは、村篤設計塾の様子をお伝えさせていただきました。
当設計塾では様々な建築を目にする機会が設けられています。また、講義や設計課題では住宅設計について貴重な内容を学ぶことができます。
これらの経験をこれからに活かしていき、お客様にご満足いただける家づくりを目指して引き続き取り組んでまいります。








