外壁材には何を選ぶ?

2021/02/22 |

こんにちは。
今回は、家の印象を大きく左右する外壁についてお話したいと思います。

いなほ工務店の伊丹市桑津にあるモデルハウスの外壁は一部「瓦」になっています。
外壁に「瓦?」と思われるかもしれませんが、弊社のある関西の阪神間からすぐに行ける淡路島で作られている、淡路瓦の外壁材です。
日本初!の試みなので、経年変化がどうなっていくかはまだまだ分かりませんが、素材の1つである「瓦」が外壁でも活躍してくれるようになればいいな。というのが、無垢材オタクの弊社の願いです。

せっかく無垢材が大好きな工務店が外壁材について書くのだから、「外壁材の種類」や「外壁 メリット デメリット」で検索されると多く出てくる話題は書きません。
私たちだからこそ、外壁材を素材と工業製品に分けてメリットデメリットをお伝えしたいと思います。

そもそも素材と工業製品の違いって何?

素材は、材料や原料を言います。

新たに開発されたものは新素材ともいわれますが、元になる材料そのものを指します。

食べ物で言うと、白菜や大根、キャベツやトマト等の野菜や、さんまやマグロ等の魚類、牛肉や豚肉、鶏肉などの肉類等ですね。

それとは逆に、素材に似せて作ったものが工業製品になります。

工業製品を分かりやすく言うと、加工食品や電化製品、家具や化粧品などと同じです。

人が作った製品には品番や、流行、製造している会社の存続などが関係します。そのため、常に廃盤や、改良(リニューアル)が行われます。
こちらも食べ物で表すと、お漬物やソーセージ・ハムやパンなどの加工食品がそれにあたります。
大好きだった製品がリニューアルして少し味が変わった?小さくなった?という心当たりがあるかと思います。

素材をそのまま利用した外壁の種類

素材から作られた外壁材には、タイルや吹付、ガルバニウム、木張りがあります。
それぞれの素材ごとに原料とメリットとデメリットをご紹介します。

まずは、タイルについて。

タイルの原料は鉱山から採掘した粘土です。
タイルに適した形や水分量に混ぜてから焼き上げたタイルの吸水率によって、磁器質・せっき質・陶器質の3種類に分かれます。
外壁材として相応しいのは、水分量が10%以下のせっき質です。

汚れや傷にも強く、経年劣化が少ないのがタイルの特徴です。
強い日射しや風雨・雪などの気象の変化にも強く色あせたり変色することもほぼありません。
ほとんど水や汚れがしみこまないのも良い点ですね。
デメリットは、コストが高い!という点と、施工する業者をしっかり選ぶ必要があるという点です。
※昔の集合住宅などは別ですが、現代の外壁タイルを使用して、タイルが剥離するのは誤った施工方法を行ったことが多くの原因と言われています。

外壁材の選び方:タイル

吹付について

今回ご紹介する吹付はモルタルの吹付です。
モルタルとはセメントと砂と水を混ぜて練ったもので、セメントは石灰石、粘土、石膏を主原料とする粉末です。

施工が早く、立体感のある模様が外壁に表現できます。施工が早いのでコストを抑えられるのも魅力です。
弊社のある阪神間では狭小地も多いので、スプレーガンと人が通れるスペースがあれば施工できるのも良い点です。
しかし・・・均一に施工するには職人の技術が必要です。
経験の少ない職人が施工した場合、吹付の厚みに差が出たり塗りむらになってしまう危険があるのも事実です。

外壁材の選び方:吹付

ガルバニウム合板について

アルミニウムと亜鉛等で構成されている金属系の外壁材がガルバニウム合板です。

錆に強く長期耐久性も高いので最近人気の外壁材ですね。
軽いので耐震性も高く、熱反射率に優れています。
ガルバニウム合板のアルミニウム含有率が、質量比55%、容積比80%と高いため、耐熱性にも優れています。
ガルバニウムの外壁というと、黒や濃い色が多いのもこの特徴を生かしたものです。

施工費は他の外壁材と比較して少し高めです。
理由は見た目に反してデリケートな素材であることと、場合によっては湿気を逃したり、防音の施工が必要な素材だからです。

外壁材のメリットデメリット:ガルバニウム

木張りについて

木張りの原料はそのものずばり、木です。
最近特に人気が高いのが焼杉板で、発注してから納品されるまでの時間がかかるようになっています。
ずっと使い続けている弊社としては少し不便になっていますが、環境のことや暮らしやすさを考えるととても嬉しい傾向ですね。

木張りのメリットはその風合いの良さと共にメンテナンスがしやすく、部分的な張替えがしやすい点にあります。
デメリットは、工業製品ではない分、規格化された材料がそろうわけではありません。
そのため時間が経過したときの反応がまちまちです。
中には反ったり割れたり、カビが生える可能性もあります。
※カビは腐朽菌ではないので木材を腐らせる心配はありません。

外壁材は何を選ぶのが正解:木張り

「素材」そのものを使用するのが望ましいと考える理由

家の外観について、何がどういいのかは人それぞれだと思います。
どういったものが好きなのか、何をカッコいいと思うか。それは全員違っていい、違って当然だと思うので、「素材」の見た目がいい!というのは弊社の意見です。
弊社はとにかく無垢材や自然素材が大好きなので、おのずとそういう見た目のお家を建てさせていただく事が多いです。
これはひとえに、弊社の建てる家が「いい」と思って相談してくださるお客様の好みが、弊社と一緒だという事が多いからですね。

ただ弊社が「素材」そのものの使用をお客様におススメする理由は「自分たちが好きだから」だけではありません。
「素材」そのものを利用するメリットを感じているからです。
上でも各素材ごとにメリットを書きましたが、1つにまとめてみます。

「素材」をそのまま利用するメリット

1:経年変化が楽しめる

2:補修材料が廃盤になる事が無い

3:長いスパンで見れば高くない

1:経年変化が楽しめる

経年変化は、木張りが顕著です。徐々に木の色が変化して、景色に溶け込んでいく。
フローリングも同様ですが、合板のフローリングは傷が付けばそこから表面が剥がれたりして汚くなります。
でも無垢のフローリングは、傷が味に変わっていきます。
時間の経過で汚くなるのではなく味になるのが「素材」そのものを使用する良さだと思います。

2:補修材料が廃盤になる事が無い

木もタイルも、モルタルも、ガルバも素材そのものなのでなくなることはありません。
どんな時代でも白菜や大根と同様の、「素材」なのでどこかにはあります。

例えば。
災害の危険は常に付きまといます。
家を建ててから30年50年経っても、「素材」を使用していれば同じ材料が手に入らないという事はありません。
住まい手が変わっても、代替わりがあっても。素材は常にあるので、補修が可能です。

3:長いスパンで見れば高くない

外壁と言えば「サイディング」と考える方も多いかと思います。
確かに30年~50年何事もなく無事に過ぎた場合、「サイディング」は価格面だけでなく、お手入れについても一番優れていると言えます。
ただし、このサイディング。災害等で破損した場合は、同じ材料がほぼ存在しないと覚えておく必要があります。
それは、「サイディング」が工業製品だからです。

工業製品は電化製品同様、「廃盤」という言葉があります。
モデルチェンジやデザインの変更、流行に合わせ「廃盤」されてしまうので、約10年で「廃盤」になっていると言われています。
そうなると・・・一部補修ができなくなります。
「素材」そのものを使っていれば、吹付のし直しとか、一部補修で済みます。
木張りの場合はそこだけ外して張り替えるだけなので、意外なほどやり替える費用が安いのが特徴です。

杉に「廃盤」なんて言葉は絶対にありませんからね。

まとめ

昔は、家の寿命は30年と言われてきました。
もっと昔は100年超える家が当たり前だったにも関わらず、30年って変な話ですよね。
今よりも物がなく不自由していたはずなのに、100年持つ家が建ち、100年以上たった家が今も残っている現実。
これはひとえに「素材」を使用してきたからです。
壊れたら素材で直す。丁寧にメンテナンスして、暮らしに合わせていく。
こうすることで、「家」は100年平気で持つことが分かっています。

確かに工業製品の施工には、高い技術や経験が必要なものは、「素材」そのものの施工と比べあまりありません。

でもせっかく家を建てるのなら、安心して次の世代に残せる「素材」で家を建ててほしいなーと思います。

色々書きましたが、「素材」の外観は本当にまちまちです。
規格化されていないため同じものは絶対にできません。
「素材」を使用した見学会などがあれば、実際の「素材」使用例をご自身の目で見て体感してみてくださいね。
木張りの木だけでも相当種類や色がありますから。

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