ご存じですか?堀田カーペット

2025/05/20 | 家づくりのこと 自然素材のこと

こんにちは、リノベーションも積極的に行っているいなほ工務店です。
先日、大きな反響をいただいておりましたモデルハウス「Schaap」(マンションをリノベーションしていました)が、弊社の手を離れました。
代表がこだわり抜いてリノベーションしたマンションだったので、たいそう気に入っていいただくことができとても嬉しく思います。
ありがとうございました。

見学いただくたびに驚きの声を頂いていた「Schaap」ですが、私も当初、「何と読むのでしょうか?」と聞いてしまったほど、名前が不思議ではないでしょうか?
「Schaap」はオランダ語で「スヒァープ」と発音し、「羊」という意味を持っています。
「なぜ羊が名前になるの?」と思われたかもしれませんね。
そこで今回のコラムでは、「Schaap」でも使用させていただき名前の由来にもなりました、素晴らしい「ウール」カーペットを作られている「堀田カーペット」についてお伝えいたします。

堀田カーペットって何?

堀田カーペットとは、大阪府和泉市にある繊維業者です。
創業60年を超える老舗で、産業革命の時代からカーペットづくりに使われていたと言われるウィルトン織機を使用して、素晴らしいウールカーペットを作られています。
特に主力商品の「ウールフローリング」は、フローリングのように施工業者が建材として部屋一面にカーペットを敷き詰めます。
今の時代カーペットというと、ラグのように敷くイメージがあるかもしれませんが、堀田カーペットさんの主力カーペットはホテルの床のように、全面に敷き詰めるのが特徴です。

ウールカーペットはその名の通り「羊毛」で作られていますが、堀田カーペットさんのカーペットは「ウール」というだけではなく、ウールの中でも、羊毛の種類を厳選し、糸を紡ぐ過程・糸を撚る過程にとことんこだわり、カーペットに最適な糸を自分たちで作ることから始められています。
堀田カーペットさんの糸に関するこだわりはこちらのページをご覧ください。

現在一般的に販売されているカーペットには、刺繍カーペットや織カーペット、接着カーペットや編みカーペット等、いくつもの製造方法がありますが、堀田カーペットさんでは昔ながらの織カーペット、それもウィルトン織のカーペットを制作されています。
ウィルトン織とは、機械織り仕立てのカーペットの最高級品といわれており、18世紀半ばにイギリスのウィルトン地方で始まりました。
ウィルトン織りは、カーペットにおける最高級品である職人が1つ1つ糸を結って仕立てる「手織り」(有名なのはペルシャ絨毯ですね)に近い織り方ができるのが特徴で、ウィルトン織機を使用して織ります。

素晴らしいカーペットを織りあげるウィルトン織機は、製造する会社が世界規模で減少を続けており、現在ではヨーロッパに数社残るのみとなっています。
そのため堀田カーペットさんでは、50年ほど前に日本で作られたウィルトン織機をメンテナンスし続けながら大切に使用されています。
素晴らしいカーペットが手の届く価格で今も手に入るのは、こういった企業の努力と物を大切にされる姿勢、そして品質に妥協しない社風の下、作り続けてくださっているからだと思います。

カーペットを敷くメリットは?

まず、堀田カーペットさんの製品に限らず、「ウール」自体、復元力に優れているほか、汚れが付きにくく落ちやすい、燃えにくく保温性も調湿性も高いという高性能な天然素材です。
その為、ウールで織られたカーペットは「パイル(毛足)がへたりにくく、汚れがつきにくい上に、燃えにくいカーペットで、冬場は暖かく、夏場は涼しい保温性・調湿性に優れたカーペット」といえます。
簡単にまとめると「便利で快適に長く使える素晴らしいカーペット」ですね。

そんな素晴らしい能力を持つウールカーペットですが、カーペット自体が一部でアレルギーや喘息に良くないと言われることがあります。
しかし、実はカーペットの毛に埃が絡まることで、フローリングと比較すると埃が舞い上がりにくいという特徴があります。
特に、ウールで作られたカーペットには「遊び毛」と呼ばれている毛があり、その毛が埃をキャッチしてくれることで、舞い上がる埃の量が少なくなるのです。

また、ダニを心配される方もいらっしゃいますが、ダニはウールを食べません。
ダニが食べるのは皮脂や角質、食べこぼしです。
その為、毛足が短く密度の高いカーペットなら、フローリングとさほど条件は変わらないのです。
カーペット、フローリングにかかわらず、ダニ対策には日々の丁寧な掃除だけが有効となります。

その他、カーペットには騒音を軽減するというメリットがあります。
マンション住まいの方でお子様の足音や声が気になる方は特に、カーペットを敷くことで騒音を軽減させることが可能です。
お悩みの方は、是非一度カーペットを敷くことをご検討ください。

カーペットを敷くデメリットは?

堀田カーペットさんの製品に限らず、カーペットを敷く大きなデメリットは掃除がしづらい点だと言われています。
確かに、敷き詰めたカーペットの場合は特に、水で丸洗いすることができません。
その為、フローリングと比較して掃除がしづらいイメージがあるのだと思いますが、先にお伝えした通り、ウールのカーペットなら、フローリングと比較してもデメリットになるほどではありません。

しかし、ロボット掃除機を活用されている場合は、別の話となります。
他のカーペットではどうか分かりませんが、堀田カーペットさんのカーペットにはロボット掃除機は向いていません。
※堀田カーペットさんのHP参照

理由は、堀田カーペットさんの素晴らしいカーペットに使用されている「ウール」には「遊び毛」という毛が出ています。
この「遊び毛」はとても高機能で、先にお伝えした空気中を舞う埃や汚れをキャッチして、床を歩くたびにほこりが舞い上がるということを防いでくれます。 そして、ほこりをキャッチした「遊び毛」を掃除機で取り除くことで、表面についた汚れやほこりを取り除くことが可能となります。
その為、掃除機のごみタンクに溜まるごみの量が、フローリングとは比較になりません。
ロボット掃除機は、掃除機の中でもごみタンクが小さく作られており、ウールカーペットの上で使用するとすべての範囲の掃除が終わる前に、ドッグに帰ってしまう恐れがあるのです。
また、ロボット掃除機の吸引力では、全ての遊び毛を取り除くことが出来ず、床のメンテナンスとしては不十分であるため、ロボット掃除機のある暮らしをされている方にとっては大きなデメリットといえると思います。

堀田カーペットさんのカーペットを体験したい!

ここまで堀田カーペットさんのカーペットについてお伝えしてまいりましたが、足に触れる心地良さと優しさと足の裏を受け止めてくれる安定感は、体感いただかなくては分からないと言えるほどの体験です。
私は、弊社のモデルハウスだった、「Schaap」(堀田カーペットさんのウールフローリングを床だけでなく、壁にも使用していたマンションリノベーション)で初めて体感したのですが、今まで体験したことの無い感覚に驚きが隠せませんでした。
こちらのモデルハウスは現在完売してしまったため、私と同じ体験をしていただくことは出来ないのですが、堀田カーペットさんには体験できる施設がございます。
これから家を建てようと考えている方はもちろん、お子さんの足音に敏感になられている方、足に痛みがある方には特におすすめの床材なので、是非一度、カーペットを敷くことも考えてみてくださいね。

まとめ

今回のコラムでは、堀田カーペットさんと、「ウール」製のカーペットについてお伝えさせていただきました。
カーペットは素材や製法で、メリットデメリットが大きく変わる製品です。
ウールカーペット以外を選ばれる際には、ご自身で自分たちの暮らし方に合っているかどうかしっかり調べてみてくださいね。

そして、弊社では、無垢のフローリングの他、先にお伝えした通り弊社が施工させていただく製品である床材の「ウールカーペット」を使用させていただいておりますが、堀田カーペットさんには素晴らしいカーペットがいくつもあります。
騒音対策や、足腰が弱ってきたなという方には、ラグやDIYとして取り入れることも可能な製品を多数ございますので、ウィルトン織機で作られたウールカーペットが気になる方はぜひ堀田カーペットさんのカーペットをご覧ください!
その手触りと品質に必ず驚いていただけると思いますよ。

堀田カーペットさんのサイトはこちらからご覧ください!

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