寝室に木を取り入れると睡眠の質が上がる?
2022/09/20 | お家のこと TOPICS最近コラムが遅れがちになっており申し訳ございません。
こんな内容が読んでみたいな、こんなことを知りたいなと思うことがございましたら、ぜひお気軽にお問合せまたは質問ページよりお送りください。
家づくりの疑問質問にいなほの視点でお答えできればなと思います。
今回のコラムでは、先日テレビで見た興味深い内容についてお伝えいたします。
土曜夜に放送されている人気番組「世界一受けたい授業」で「質の良い睡眠をとるためにやってはいけない6か条!」が放送されていました。
※2022年9月17日放送
下記は、番組サイトに掲載されておりました内容をお借りしています。
番組サイトはこちらからご覧ください。
◆睡眠は「減点法」!?質の良い睡眠をとるためにやってはいけないこととは?
質の良い睡眠をとるためにやってはいけない6か条をご紹介!
①同じ寝具を使わない
②ながら睡眠に注意
③寝るためのお酒はNG
④リビングの光に注意
⑤エアコンを切らない
⑥午後3時以降の昼寝
上記のように良い睡眠をとるために「やってはいけない」ことを教えてくれる内容だったのですが、この放送の中で睡眠の質が良い人の特徴の一つとして、寝室の中にある「木」が取り上げられていました。
例えば「木製の家具や内装材といったように、木を使ったものを多く取り入れた部屋」で寝ている人の方が睡眠の質が良い傾向にあるというのです。
番組内で放送されたグラフによれば、
安らぎを感じる人の割合は、
木が使われていない | 70.8% |
---|---|
木がやや使われている | 82.1% |
木がたくさん使われている | 86.6% |
不眠症の疑いがある人の割合は、
木が使われていない | 39.8% |
---|---|
木がやや使われている | 36.3% |
木がたくさん使われている | 25.3% |
木がたくさん使われている部屋で寝ている人ほど安らぎを感じ、不眠症の疑いが少なくなっています。
どちらも15%前後の違いですが、満足な睡眠が取れづらい現代社会では、木を取り入れるだけで少しでも睡眠環境が改善されるなら試してみる価値はあるのではないかと思う数値なんじゃないかな?と思ったりしました。
以前コラムでご紹介した木の香りの持つ力「フィトンチッド」のように、効果が明確に分かっているものだけではなく、なんとなく心地いい。なんとなく安らぐといった効果が表れやすいのが「木」ではないかと、木が大好きな弊社では考えております。
実際、弊社で好きな木を選んで建てられたお客様の多くから、家が非常に居心地よくなった。家が気持ちいいという、アバウトな感想を頂戴します。
もちろん、木の素材だけではなく風の通り道を考えた設計や、温度管理など様々な要素が合わさった結果の心地いいですが、木を使っているから心地いいというのも存分に含んでいただいていると思います。
アバウトという言葉の持つ意味は「細部がいい加減」「大ざっぱなさま」ですが、人の心や体が感じるものはアバウトなものばかりではないでしょうか。
友達はいっぱいいるけど親友は〇〇!という場合、その人だけが親友であることの説明を明確にできる人はほとんどいないのではないでしょうか。
ただ一緒にいて心地いい。馬が合う。しんどい時でも話をするとホッとできる。というような。
好きや心地いいということは言葉にできなくて当たり前だと思うのです。
「美味しい」と一緒で、ただ体がそう感じる、心がそう感じる。
言葉では上手く説明できない何かがある。
それだけで十分ではないでしょうか。
弊社のモデルハウスでは、この好きや心地いいを存分に取り入れた結果、寝室に木材をふんだんに取り入れています。
そんな寝室はモデルハウスの中でも特に人気の一室で、このような寝室を作りたいというお言葉をたくさん頂戴しています。
モデルハウスの寝室は、木材だけでなく天井の高さや部屋の広さ。
木材以外の素材にも人が心地いいと思うものをいくつも取り入れているので、木材だけの効果とは言いませんが、テレビで「木材を多く使った寝室は安らぎを感じやすい」と放送されているのを見たとき、ああやっぱり人が直感的に覚えるもである感覚に間違いはないんだなと思いました。
ただしこの心地いいは人によって違うということを忘れてはいけません。
木の香りにしても、どの香りが好きなのか。どの手触り足触りが好きなのかは人それぞれです。
またも以前のコラムでお伝えした話になりますが、世界最古の木造建築である法隆寺。
そこで使われている木材はいまだに香りを放ちます。
鉋(かんな)をかけるとあたり一面に広がるほどの香りが、伐採後1300年以上経過した今もなお、残っているそうです。
そのため、伐採された木の香りが何年経てば薄れるのか・・・まだまだ分かりませんが、1300年経っても消えないことだけはわかっています。
無垢の木の家 重層の甍では『築100年のモデルハウス』を目標に掲げていますが、木の香りが1300年で消えないのなら100年では絶対に消えませんよね。
無垢の木が知らず知らずのうちに与えてくる影響が大きいからこそ、無垢の木選びは慎重に。
特に、嫌なら靴下を履けばいい肌ざわりや、好みと違っても見過ごせばいい見た目とは違い、香りは家の中の空気そのものであり変えることも呼吸を止めることもできません。
人任せにするのではなく、自分たちが本当に心地いいと思うものを、見て嗅いで触って選ぶことを忘れないでくださいね。
そして、木の香りってそんなにすごいの?実際どんな香り?と思われる方は是非、弊社のモデルハウス「無垢の木の家 重層の甍」にお越しください。
玄関を開けた瞬間に、空気の色まで変わったのではないかと思うほどの香りをご体感いただけますよ。