駐輪場はいる?いらない?

2023/05/08 | 家づくりのこと TOPICS

こんにちは、いなほ工務店です。
先日より自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務になりましたね。
まだまだあまりヘルメットを着用されている方は見かけませんが、安全という観点から考えると着用したほうが良いのだろうなと思う、自転車に乗れない筆者です。

阪神間に限らず平地の多い地域では必須アイテムともいえる自転車。
イオンモールで駐輪場が日本最大なのは伊丹市にある「イオンモール昆陽店」だということはご存じでしょうか。
元々全国でも圧倒的な自転車保有率を誇る伊丹市で地元に根差した生活に密着した店舗を目指した結果、自転車で来店される方が多くなると想定されたそうです。
確かにちょっとした買い物なら車よりも自転車の方が利便性に優れていますよね。

今回のコラムでは、そんな自転車の駐輪場についてお伝えいたします。

駐輪場はいる?いらない?

自転車はとても手軽な分、駐輪場も「なんとかなる」と思われがちです。
実際、駐車場に一緒に停めているお家も多いのではないでしょうか。
確かに1台2台なら、駐車場と車のサイズにもよりますが、車を停めても問題なく止められそうです。
ただ・・・駐車場は自転車の固定ができず転倒してしまい車に傷をつけるリスクや、最近特に増えている盗難の恐れがあるほか、最近特に人気の電動自転車の場合は充電しづらいという問題があります。

実は、駐輪場一つとっても、いるかいらないかと言うとライフスタイルによるとしか言えません。
家族で何台の自転車が必要か。
自転車の使用頻度はどれぐらいか。
電動自転車を使用するのかどうか。
新築時だからこそ、自転車をどれぐらい使うのかということを「家を建てる段階」で「想像」できます。

自転車はとっても便利な足だからこそ、より便利に使用できるよう、我が家は駐輪場がいるかいらないかぜひ考えてみてくださいね。
ちなみに筆者の自宅は、原付でも上りにくい山の上にあるため、近所で自転車に乗っている方を見かけることはほぼありません。
このようなことからも、どのような土地に家を建てるかという点も、駐輪場の有無には関係しますね。

駐輪場に必要なサイズは?

自転車はとても手軽な乗り物である分、駐輪場もとっても簡単に考えてしまい、省スペースで済むイメージがあります。
が・・・実は結構場所をとってしまうので、下記をご覧ください。

自転車2台奥行1.8m×幅1.5m
自転車3台奥行1.8m×幅2.1m
自転車4台奥行1.8m×幅2.7m
自転車5台奥行1.8m×幅3.3m
原動機付自転車1台奥行1.8m×幅1.2m
原動機付自転車2台奥行1.8m×幅1.8m
バイク1台奥行2.2m×幅1.4m
バイク1台奥行2.2m×幅2.2m

※バイクは400ccネイキッドタイプを基準に算出しています。

上記サイズは、駐輪と乗り降りに必要な最低限のサイズを記載しています。
いかがでしょうか?
普通自動車の1台分の駐車場に必要な広さが幅2.5m×奥行6.0mと国土交通省の指針にありますが、車と比較して自転車も意外と場所を取られる気がしませんか?
このスペースを後からどうにか用意しようとすると、なかなか難しくなりますよね。
新築時は、駐輪場も含めてプランニングや外構設計を行うことが可能です。
後付けよりも無駄なスペースを生まず、使い勝手もより良くなるので、自転車を活用したライフスタイルの方はぜひ、一緒に考えてみてくださいね。

駐輪場の設置場所と事例

駐輪場の事例の前に、自転車ってどこに置くものだと思われますか?
「もちろん外!」という方もいれば、「家の中」という方もいらっしゃるかと思います。
そして、外の場合もどこに位置させるのか。
いくつかの場所が考えられるので、順番にご紹介させていただきます。

1:外周に駐輪場を設ける

一番設置しやすい場所が、外周部分です。
法律上、絶対に設けなくてはいけない家の周りの空きスペース。
こちらに外構工事を施す際、一緒に設けることで簡単に駐輪場を設置できます。
空きスペースをそのまま活用できるため、一番採用されるのもこの方法です。

2:駐車スペースに設ける

外周と並んで人気の設置方法が、駐車スペースです。
十分な広さをとった駐車場に、車と一緒に自転車も止める形ですね。
この方法は余分な工事を行わずに駐輪場を設けることができますが、ぎりぎりの駐車スペースにしている場合、車も自転車も停めにくく出しにくいという事態が発生するので、広さについては注意が必要です。

3:門柱や目隠しフェンスの裏側

自転車は見えないようにしたい!という方には、門柱や目隠しフェンスの裏側がおすすめです。
自転車はどうしても生活感が出てしまいます。特に子ども用椅子や雨除けを設置している場合、防犯上知られたくはない家族構成もなんとなく見えてしまうほどです。
それを外から見えづらくできる方法が、門柱やフェンスの利用です。
こちらも外構計画に事前に駐輪場を入れ込んでおくことで無理なく、デザインも壊す心配なく設置できますよ。

4:玄関土間

最近は玄関のスペースを多く取るお家が増えています。
シューズクロークの他、収納庫やファミリークローゼットを設けることもあり、外で使うものを一か所にまとめることで、空間を無駄なく使えます。
屋内なら電動自転車の充電もより行いやすく、大切な自転車が盗まれる心配もなくなります。
玄関に駐輪する場合、毎日毎日重たい自転車を持ち上げるのは非常に負担がかかります。
そのため、屋内駐輪を考えられる方は、玄関までの入り方。
アプローチをどうプランニングするかが生活のしやすさにおいて非常に重要になってきます。

まとめ

利便性と小回りの良さで人気の自転車は、様々なものの値上がりが激しい昨今、ますます需要が高まっています。
お家を建てるとき、駐車場は当たり前に計画に入るのに、生活に欠かせない人も多い自転車の駐輪場はあまり気にされない方が多い傾向があります。
より快適に生活するためにも、家の中だけでなく、普段使用している「足」にもぜひ目を向けてみてくださいね。

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